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第百十四話 18禁
「……やッ♡そ、そこ……は……ッ♡」
そこは京之介が誰にも見せたことのない、誰にも触れさせたこともない場所。
愁だけが覗き込み、愁だけが触れてくる……。
「キュ♡……ってしてるお尻の穴も、可愛い……
んちゅ……♡」
甘やかな囁きと同時に、柔らかな舌先に――
秘蕾はぬる……ぬりゅ……と舐められ開かされ、
尖った舌が、ぬちゅり……と秘めた蕾の
割れ目に潜り込み、奥へ奥へと突き入ってくる。
「ひぁあぁッ♡あッ♡んぁ……♡しゅ、愁……ッ♡あなッ……いやぁ……!♡」
背筋を直撃する衝撃に、京之介の身体はビクッと跳ね上がり、堪え切れない嬌声がリビングの空気を震わせ。
ぞぶっ……♡じゅるるっ……♡じゅくじゅくっ……!♡♡ぬちゅっ……♡ぐちゅぅっ……♡ぐちゅぐちゅっ……!♡
舌先が狭い蕾を抉り回すたび、粘膜が内側から
掻き混ぜられる。卑猥な水音がソファに反響し、秘蕾はじゅくじゅくに蕩け、蜜を溢れさせながら舌を受け入れてしまう。
「んあぁぁぁあッ!♡あっ!!♡あぁあッ!♡
愁ぅ……しゅうッ!!♡」
京之介の背筋がのけぞり、喉は快楽に潰れた嬌声を迸らせた。
愁の舌は一度も止まらない。奥を掻き回し、
えぐり、壁をなぞり、抉り回しながら――
じゅるっ、ぞぶっ、ぐちゅぐちゅっ……!♡♡
「やぁぁあッ!♡ら、らめぇ……お、ほッ♡おッ♡あぁあぁぁッ!♡」
そして、昂り切った京之介の蕾をぐっちゅぐちゅに味わったあと――愁は舌を、つりぅ……っと抜いた。
「あふ……ッ!?」
突然の喪失感に、ぽっかりと空いた蕾が、そこに触れるものを必死に求めるように、キュゥン……キュゥン……と切なげに痙攣する。
「ふ……ぁ……ッ♡あッ……も……いけじゅ……いけじゅ……うち……とろとろ、なのに…………♡」
潤んだ瞳で愁を見つめたら、愁は静かに首にかけた猫のエプロンへと手をかけた。
「……やらし過ぎですよ……京之介さん……♡」
布がするりと滑り落ち、シャツもズボンも、ゆっくりと解かれていく。
「ぁ……」
京之介の視線は釘付けになった。
幼い頃と違う、しなやかに引き締まった肢体は
透き通るような美白。
そして、その美しい身体に不釣り合いな――
昂ぶって硬くそそり立った陰茎。
それを見せつけられると、胸の奥からぞくぞくと甘い戦慄が走る。
「もう……したくなっちゃいましたけど……。
いい、ですか……?」
赤い瞳を細め、愁が可愛く首を傾げて問いかけ。
その真摯な甘い声音に、京之介は頬を紅潮させ、唇を震わせながら小さく頷いた。
「んふ……ふ……♡ええ……ええに、決まってる……大好きな、愁なんやから……ぁ……♡」
その言葉を受けた愁は、
「やった……♡」
と小さく呟き、身体を覆いかぶせるように京之介の上へ。
熱を導く手が京之介の太腿を撫で開かせ、
そして――亀頭を秘蕾にぴたりと合わせる。
「んッ……ッ……ぁ……そ、そやけど、な……愁……」
耳元で小さく囁いた京之介の声は、戦場では決して、誰にも聞かせたことのないほど震え。
「なんですか……?」
「……ぅ、うち……はじめて、やねん……
そ、そやから……な……」
呟き、はじらい……視線を逸らす。愁は一瞬
驚いたように目を瞬き、すぐに頬へ優しい指先が触れ。
「……やさしく、しますよ。やさしく大切に……。痛かったら、すぐ言ってください、ね……♡」
真剣に揺れる赤い瞳が胸の奥を締めつけ、京之介は小さく「……うんッ♡」と頷き。
ずぷ……ぷ……と、蕾を押し広げられ、にゅぷ……と亀頭が挿入ってきた。
「……っ……あ……ッ」
愁とひとつになれた喜びと共に、ちくちくと
鋭い痛みが背筋を走り、京之介の身体は思わず
強張った。
「ふ……ぅ……おっき……ぃ……」
「……京之介さん……大丈夫、ですか……?」
問いに返す代わりに京之介は震える手を伸ばし、愁の首筋を掴むようにして引き寄せ。
「な……愁……く……くちびる……ちゅー、して……♡
……ほんな、ら……耐え、られる……から……」
囁いた瞬間、唇が重なり熱い舌がそっと触れてくる。
「ん……ッ♡ しゅぅ……ちゅり……んッ……♡ 」
キスの甘さに気を紛らわせながら、京之介は必死に呼吸を整えた。腰を動かさぬまま、ただ愁の舌と絡み合い、唇を重ね続ける。
「ぷ……ぁ、大丈夫……京之介さんが、慣れるまで……俺、動かないから……」
唇越しの声が震えて伝わり、じわりと押し広げられる異物感に、京之介の瞳は涙で揺れた。
だが甘い口づけが痛みを溶かし、呼吸を落ち
着かせていく。
「……うん……♡ へ、平気ゃ……もう動いて……
ええ……よ……♡ 」
「ほんとう……?無理は……」
「ん、ふふ……♡ うちを、誰や思てるん……?
組織最強の戦闘特化体やで……♪」
その冗談めいた笑みに愁は小さく微笑み、
「じゃあ……ゆっくり、しますからね……」
腰をゆっくりと引いて、また押し入ってくる。
「ん……ッ♡ ……ぁ……」
ずぷ……ぬちゅ……と湿った音を立てながら、甘く切ない感覚が奥へと広がり、京之介の身体が小さく震える。浅く、深く……確かめるように愁が
揺らすたび、胸の奥に快感の波が打ち寄せ。
そして――ふと、角度が変わった瞬間――
「ぁっ……♡ な、なに……今の……ッ♡ 」
秘蕾の中の未知の場所を擦られ、ビリビリと痺れる快楽が一気に駆け上がり。
「ここ……気持ちいいんですね……♪」
愁の囁きと共に、その一点をずぷ、じゅぷ……と丹念に突かれる。
「やッ……ぁ……♡ あかん……そこ……しゅ……愁……ッ!♡ 」
身体の芯から突き上げる快感に、京之介は必死に堪えようとする。けれど昂ぶりは止められず、
腰が勝手に愁を求めて動いてしまう。
「ン……はッ……なに……これッ……♡ 知ら、んッ……うち……も……イくッ♡ イッ……く……♡♡」
昂りは限界を越え、
「ほ、ぉあッ……♡あぁぁッ……♡」
京之介の鈴口から――どぷっ……どぴゅ……と勢い
よく白濁が溢れだした。
びくんびくんと震えながら、胸を上下させて愁に縋り。
「ぃ……イかされ、て……はぁ……もう、た……
はぁ……♡ ぁ……はじ、めてやのに……こんな……ふ……ぁ…気持ちよく、させて、もろて……んッ……♡ 」
京之介は涙混じりの笑みを浮かべる。
愁は、優しく頬を撫でてくれ
「……可愛ぃ……京之介さん♡ ん……」
額にキスをしてくれる。
「っ♡ ……ぁ……そやけ、ど……まだ……愁、
イッて……へん……」
「ふふー♪俺は、いいんですよ……京之介さんの可愛いとこ、いっぱい見れたから……」
京之介の秘蕾の中、陰茎は、内側を圧迫する
ほど膨らんで、震えたままで。
初めてだからと伝えたから、遠慮して我慢してくれている――
それが嬉しくもあり、同時に切なくもあった。
「じゃあ……抜きますから、ね……」
愁が囁き、ゆっくりと熱を引き抜こうとした、
その瞬間――
「あかんッ……!」
京之介は咄嗟に両脚をきつく愁の腰に絡ませ、
逃さぬように抱き締めていた。
「ッ……京之介さん……」
驚いたように名を呼ぶ声が甘く震える。
「ぃ、イヤや……うちだけ、気持ち良うなって
終わりやなんて……愁にも気持ち良うなって、
ほし……おす……」
首に腕を回し、引き寄せる。唇が触れそうなほど近くで
「な……うちの中、ぉ、おめこ……に、愁の、精液びゅーってして……♡ ほんなら、うちも気持ちええ……思うし……」
震える吐息と一緒に精一杯の恥ずかしい言葉を
零した瞬間――
ぬちゅり……と狭間からいやらしい水音が漏れ、二人の結合が濡れきっていることを露わにする。
「だめ……ですよ……そんな、やらしく……誘っちゃ……」
愁の頬が朱に染まり、耳まで真っ赤に染まる。
そのあまりの可愛さに、京之介は胸の奥から
愛しさが溢れ出し、もう二度と離したくないと
強く思い。
「……可愛ぃ……って言ってくれた、うちの
お願い、聞いてくれへんの……?」
耳元に熱を落とすように囁けば、声は自分でも
ぞくりとするほど甘く、艶を帯びている。
愁の瞳が一気に揺らぎ、腰の奥で熱がびくりと
脈打ち――
「そんなこと、言われたら……やさしく……
出来なくなっちゃう……」
愁の囁きと同時に、ずぶぶっ……と
「ん……ぁ……」
抜けかけていた陰茎が一気に根元まで抉り込んだ。
「あッ……ぁ……うぁッ!!」
ごりっと秘蕾の突き当たりにぶつけられ、京之介の身体は勝手に跳ね、愛液がとろどろと溢れ……
ぬちゃり……ぬちゅり……と卑猥な水音が、京之介と愁の狭間で鳴り響いた。
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