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第百十五話 18禁
奥まで、容赦なく突き込まれ。
「ひぁッ♡ あッ♡……ん、ぁあッ♡」
京之介は自分でも信じられないほど甘い声を
溢し、痙攣する陰茎は激しく揺れ、亀頭の先端から愛液がとめどなく滴っていく。
ぐちゅっ、ぐちゅっ……と淫らな蜜音が二人の
結合を濡らし、部屋に響いて。
「っ……京之介さんの、奥……白いので……
いっぱいに……ッ……しちゃうから……」
それでも京之介は、腕を愁の首に回して必死に
囁く。
「……ええよ……♡ ええよ……っ!♡いっぱい
して……して……ッ!♡ はぁ……♡はっ♡……
うちの、おめこ……ぉ……完全に、愁の、ンッ!♡
ものに、して……♡ 」
京之介の吐息混じりの甘い許しが落ちた瞬間――愁の瞳がかすかに揺れ、次の刹那には腰が更に
強く押し込まれ。
ぐちゅ、ずちゅっ……!♡
湿った音と共に、愁の亀頭が奥まで貫いてくる。
「んあッ……♡ あ、ぁ……ッ♡ 」
京之介はソファの背もたれを握り締め、背を
のけぞらせ。
ぱん……っ、ぱん……っ、ぱん……っ、ぱん……っ……
手加減をやめた愁の動きは、それでも優しく、
けれど確かに激しく。
「あッ!♡ おッ!♡ しゅ……うッ!♡
いっ!♡ おあ……ッ!♡ 」
奥と浅いところを交互に突かれるたび、蜜壺の奥からじゅッぷ、じゅっぷ……と甘い音が鳴り
響く。
「は、ぁ……京之介さん……京之介さん……ッ」
やがて名を呼ぶ愁の手が京之介の尻へ伸び、
ふんどしをぐい、と強く引き。
「ひゃッ……♡あッ……くい込んで……ぇえッ♡」
布がさらに深く割れ目に食い込み、敏感な陰嚢を擦り上げ、圧迫されながら、
「あッ!♡ あぐッ……気持ちっ……!♡
もっとッ!♡ もっと、ぎゅってッ!♡ あッ!♡ あぅッ!♡ 」
蜜壺は、ぐちゅぐちゅと掻き回され、京之介は
声を抑えられず。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……と肉と肉のぶつかる音が、リビングに弾け。
「京之介さ……っ……京之介……っ」
掠れる声で囁きながら、愁はさらに強く腰を打ちつけてくる。
「ッ!?♡♡♡ ……あッ!♡ あッ!♡ 愁ッ!♡ しゅう……ッ!♡ 」
ソファの革が、ぎしぎしと鳴き、ぱんっ、ぱんっと肉と肉がぶつかる音と、いやらしく重なる。
「んぁッ……!♡あぁあッ!♡愁ッ……突いてッ!♡ もっと、抱いてぇ……ッ!!♡ 」
京之介は必死に両腕を回し、愁の背に爪を立てるようにしがみつき。
「ッッ……離さない……ッ、京之介……ッ」
囁きと共に、愁に強く抱き締められ、唇を塞がれ。
「んっ、ちゅる……ちゅぷ……♡んんッ……♡」
舌が絡み、甘い蜜を啜り合うたび、下腹部から
溢れる蜜音はますます濃く、ぬちゅっ、ぐちゅっ……と、とろとろに絡み合う。
「ぷ……ぁ、あッ♡ あッ♡ あかん……しゅ、愁……ッ♡ イってまぅッ……♡ イっちゃッッ!!♡♡♡ 」
京之介の亀頭の先端から、びゅりゅ……びゅ……と精液が迸り、ソファに白濁が飛び散り。
震える身体を愁が抱き締め、なおも奥を突き
上げ。
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!……
「う……ぁ、京之介……ッ……俺、も……射精る……ッ」
その声と共に……にっちゅ、ぬっちゅ……と、奥を抉りながら
「あっ♡ あぁあッ!♡ 射精してっ!♡
射精して……ッ!!♡うちのおめこッ♡
いっぱ、いにしてッ……ッッ!♡♡♡ 」
最後の一突き……。
「く……ぅ……ッ!」
どぷっ!どぷゅるるっ……!!
熱く濃い精液が秘蕾の奥いっぱいに注ぎ込まれ、京之介の亀頭の先端からもまた精液が溢れ……。
身体は、びくびくと跳ねながら絶頂の波に飲み込まれていく。
「はーッ♡ はぁ……♡ んぁ……ぁ♡ 」
白濁に奥を満たされた蜜壺は、きゅんきゅんと痙攣を繰り返し、京之介の身体を止めどなく震わせていた。
腰はかすかに跳ね、太ももは勝手に痙攣して、
甘い余韻に溺れるように力が抜けていく。
荒く上下する胸の間から熱い吐息が零れ、涙で
濡れた瞳には、それでも甘やかな笑みが浮かんでいて。
「はーっ……は……あ……離さんといて……離さんと……愁……気持ち良すぎ……て……怖ぃ……怖い……
から……」
震える声で縋るように告げると、愁は京之介の
身体をしっかり抱きしめ、頬を撫でてくれる。
赤い瞳が揺れ、真剣な声が降りてきた。
「はぁ……は……だいじょうぶ……だいじょうぶですよ……京之介さん……俺、ぜったい離さない
から……」
まだ少し幼さを残す声音が胸に落ちて、京之介は胸の奥まで甘く締めつけられる。愛しくて、
たまらなくて、涙がじんわりにじんだ。
「ぁ……♡ おおきに……おおきに……愁……♡ ん……」
かすれた声でそう零した次の瞬間、熱い唇が深く重なり合い。
びくん、と背筋が反り返る。腰が小さく痙攣し、内側は白濁を吸い上げるようにきゅぅっと締め付ける。全身が細やかに震え、快楽の余韻を舐めるように味わいながら、京之介はその口づけに
すべてを委ねた。
汗と涙に濡れた口づけは甘く、愛情と欲望が
とろとろに混じり合って、京之介の心の奥まで溶かし尽くしていく。
***
それから、しばらくの余韻が漂っていた。
ソファの背にもたれ、京之介は愁にやさしく
抱き締められたまま、息を整え。
「んふ……♡ やらし子やなぁ……愁……そないに
うちのお尻……気に入ってん……?」
吐息混じりにそう囁く。
愁は、布の食い込む尻の丸みに名残惜しそうに触れている。
「柔らかくて……ちょっと……離したくないだけです……」
小さく呟かれたその声は、あまりにも可愛らしいく、まだ温かく満たされた奥がきゅん……と
収縮し、京之介は思わず身を震わせた。
「んぁ……♡ ほんま……可愛いんやから……」
中には、愁の白濁がとろりとたっぷり残っている。ぽかぽかとした温もりがじんわり広がり、
そこから甘い幸福感が胸の奥まで伝わってくる。
「んふ……♡ そやけどぉ……激しゅう愛されてる最中に、呼び捨てしてくれたの格好良かったなぁ……♡」
うっとり呟けば、愁はわかりやすく顔を赤くし。
「……ちゃんと呼びました……ょ……京之介さんって……」
京之介は、そんな愁に、さらに顔を寄せて、耳元に囁く。
「もういっぺん呼んで欲しいなぁ……京之介……って……♡ 」
照れを隠せないその仕草がまた可愛い。見ているだけで胸もキュンキュンする。
愁の赤い瞳が揺れ、観念したように口を開く。
「きょ……京之介……」
呼び捨てにされて、京之介の胸は甘く痺れる。
「んふふふ……♡ なんや……愁ぅ……♡♡ 」
「ぁ……う……今の、だけですから、ね……。
ちょっと……恥ずかしい……か、ら……」
呟きながら、愁の身体がくらりと傾いた。
「……ぁ……なんか……ふわふわして……」
さっきまで京之介を愛してくれた彼の瞼が、
重そうに瞬き、寄りかかるその様子は、どこか
子供のように甘えて見えて。
京之介は気付いた。
――シャンパンを練り込んだチョコ。
その酔いが愁を大胆にさせていたのだと。
その効果が切れ、熱の余韻を抱えたまま、愁は
ふにゃりと脱力して京之介の胸に顔を預けた。
「……あぁ……寝てもぅたんか……ほんま、可愛い子や……♡」
京之介は愛おしさに微笑み、ゆっくりと愁の身体を抱き上げる。
ちらりとリビングのソファに目を向けると、両側の肘置きを枕にして凛と葵が寄り添うように眠っていた。小さな寝息が重なり合い、穏やかな寝顔を浮かべている。――起こすのも野暮や、と
そのまま放置して。
愁を抱え、寝室兼凛の部屋へ向かう。
ベッドにそっと横たえ、布団を掛けると、愁は
子供みたいに安心した寝顔を見せていた。
「……せっかくやし……うちも一緒に、寝よか……」
隣へ潜り込み、伸ばした腕で髪を撫でる。
中に残る温もりと、鼻先をくすぐる愁の香りが
愛おしく、胸がまたじんわり満たされて
「むにゃ……京之介……さん……しゅ……き……」
寝言とともに抱きつかれ、心臓が震える。
「んふ……♡ うちも……大好きやよ……愁……♡ 」
囁いた瞬間、心地よい眠気に包まれ、京之介は
愁と共に幸せなまま眠りへと沈んでいった。
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