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第百二十一話 18禁

 愁の指が下着を最後までずり下ろすと、熱に 染まった葵の陰茎があらわになり。愁は喉を 鳴らし。 「……気持ち良くなって……くださぃ……」 掠れた声とともに唇を寄せ、柔らかな亀頭の先端へ舌を這わせ。 「は……む……んぶ……」 唇が亀頭を咥え込むと同時に頭を上下させると 黒髪がゆさゆさと揺れ、その度、 ちゅぷっ、じゅぶっ、じゅぽ……じゅぷ……ちゅ……と、淫らな音が響き渡る。 「ぁっ、あぁぁぁッ……! や、やだ……っ、そんなにしたら……ぁんっ……!」 葵の声は次第に理性を削がれ、艶を増し、涙声に濡れていく。 愁は喉奥まで呑み込み、喉を鳴らしながら吸い 上げ。 じゅぶっ、じゅるるっ、ちゅぽっ……! 蜜音は狭い休憩室を満たし、淫靡な演奏のように止まらない。 「んぁぁっ……! あっ……んんんっ……っ、だめぇ……! だめ、だめぇぇ……ッ!!」 葵はソファにしがみつき、腰を勝手に揺らし、 嬌声を限界まで響かせた。 黒髪の房が揺れ、濡れた唇が赤く光り、愁の舌が葵を容赦なく嬲る。 「んっ……っ、んくっ……じゅるっ……」 喉奥から漏れる愁の淫らな音までも、葵をさらに煽り。 じゅ……!じゅぷ!じゅるゅ……!じゅぽ…… 「ぁああぁぁっ……! んんっ……もう……イくッ!で、でちゃうッ……でるッ……イっ!」 その叫びと同時に、葵の身体が大きく痙攣し、 熱い精液が奔流のように愁の口の中へ。 びゅくっ、びゅるるっ……と迸るたび、愁は喉を鳴らして飲み干し、最後の一滴まで吸い尽くし。 「……んくっ……ぢゅ……んっ……」 「ぁっ……はぁっ、ぁぁぁ……っ……♡」 絶頂の余韻に震える葵は、声にならない声を もらしながらソファに崩れ落ちる。  愁は頬を赤らめ、唇の端から零れた精液を指ですくい自分の口へ運び 「……ん……濃い……葵さんの……味……」 舌鼓、無意識に洩れた可愛い声。 「はァ……はぁッ……ぁ……」 そんな愁を葵は荒い息を吐きながら、ソファに 背を預けたまま、見上げ。 「ね……キス、して……愁くん……キス……♡ 」 甘く濡れた囁きに誘われるまま、愁は覆いかぶさり、葵の唇を奪う。 ちゅぷっ、じゅるるっ……。 口の中に残る精液の淫らな味がふたりの舌に絡みつき、さらに熱を煽る。 「んっ……ひゅぅ……く……んちゅ……んぅ……♡ 」 舌と舌がいやらしく吸い合い、唇の隙間から蜜音が滴り落ち。葵の指先がスラックス越しに愁の 陰茎を撫でる。 わざとゆっくり、円を描くように擦り立てられ、 「ふっ……ぁ……っ……」 愁はキスの合間に声を漏らし、頬まで蕩けるほど熱くなる。 名残惜しげに唇を離した葵が、潤んだ瞳で上目遣いに囁いた。 「ぷ、ぁ……立って……ぬぎぬぎ……して……愁くん……」 愁は甘く煽られるように「……はい……」と応え、葵の視線を受け止めながら立ち上がり。 指先でネクタイを外し、布をするりと落とす。そのたびに葵の視線がいやらしく揺れ、愁はますます息が上がる。ベストのボタンを一つずつ外すと、 「ぁ、葵さん……っ」 堪えきれないように唇を舐め、Yシャツの隙間から覗く肌を喰い入るように見つめる葵の手が、 スラックスの腰にかかる。 「……早く脱がしてあげないと、愁くんの…… 苦しそぅ……」 囁きとともに、金具を外すかちゃりという音が 響き。ファスナーが下ろされるたび、布の隙間から下着越しの膨らみが覗くと、葵は喉を鳴らす ほどに興奮し、両手で愁のスラックスを太腿まで下ろすと。  下着越しに主張する陰茎は、布に淫らな濡れ色を広げ、形を克明に浮かび上がらせていた。 「こんなに、大きくしちゃって……」 「……それは、葵さんだから……ですよ……。」 「ふふ……嬉しぃ……♡」 葵は頬を赤らめながら、下着の縁を指でつまみ、愁をじっと見つめながら、布をゆっくりと引き下ろす。  布に沿って、反り上がった陰茎が葵の目の前に 淫らに弾けるように現れる。 「……愁くんの……匂ぃ……ちゅ……♡」 葵は思わず小さく啜るような声を洩らし、その まま陰茎の裏筋に舌を這わせ。 「ん……あっ……っ……ぁ、う……」 愁の声が漏れると、葵の動きはさらに熱を帯びる。 ポニーテールを揺らしながら、葵はねっとりと 舌を上下に這わせ、裏筋を執拗に舐めあげ、 ぱんぱんに張った亀頭を唇で包み込み、音を立てて吸いあげる。 じゅるっ……じゅちゅっ……ぐちゅっ…… 「ぁ……く……っ……い……ぃ、気持ちぃ……ん……」 淫らな蜜音が休憩室に響き渡り、愁の息はどんどん荒くなる。 葵は頬をすり寄せ、舌を絡め、唇を深く押し込み、黒髪を揺らして頭を上下に振り続け。 「んちゅ……じゅぷっ……じゅるるっ……っ」 蜜音に混じって、自分の喉奥で響くいやらし水音が葵自身をもっと淫らにし。 愁の腰は耐え切れず震え、今にも爆ぜそうな 陰茎を奥で脈打たせ……。 「はぁ……あっ……葵さ、だめ、もう……っ」 吐息混じりの声に、葵は唇を離して涎を伝わせ、笑う。 「ふふ……♡ びくびくして……もうイきそうだったでしょ……?」 「ん……ぁ、いじわる、です……葵さん……」 「いじわるじゃないよ……♡ 射精すなら…… こっち……」 ソファの背もたれに深く身を預けた葵は、頬を 紅潮させながら、両脚を持ち上げるようにして 大きく開いた。 「ねぇ、見て……愁くん……」 小さな声で囁きながら、自分の指で割れ目を くぱ……ぁ、と広げてみせる。  愁の視線に晒された秘蕾は、彼への口淫で 昂ぶった鈴口から零れる蜜が滴り、ぬるぬると 艶めいて光っていて。 「ほらぁ……もう、こんなに、おま○こ…… とろっとろ……お汁、溢れて……止まらないの……」 葵は恥ずかしそうに、けれど愛しい人を誘うように、開いたり閉じたりして、くちぃ……くち…… と熱を滴らせる音をわざと鳴らしてみせる。 「ねぇ、愁くんの……おち○ぽ……早く、欲しくて……もう我慢できない……♡」 「……えっち、過ぎです……葵さん……」 愁の喉がごくりと鳴り、ゆっくりと葵の脚の間へ膝を進める。 葵は背もたれに身体を預けたまま、蕩ける目で 愁を見つめ、 「ふふ……♪いいじゃないか……ふたりっきり だし……♡ それより、奥まで、一気に挿入れて……愁くんのおち○ぽで……僕のおま○こ…… ぐちゅぐちゅにしてよ……♡」 さらに淫らな言葉を零し。 「もう……」 愁は片手で葵の太腿を支え、もう片方の手で己の陰茎を握り、葵の濡れそぼる秘蕾へとゆっくりと宛がい。 「っ……そんな挑発して……。知りませんから…… やめてって、言っても……」 亀頭が触れた瞬間、葵の身体はびくんと震え、 可愛らしい声が溢れる。 「あっ……ンンっ……入ってる……入ってきてる……愁くんの……あっ……♡」 「やめない、から……っ」 蜜でぬるぬると絡みつく秘蕾を押し開きながら、愁の亀頭が、にゅるり……。陰茎は、ゆっくりと葵の蜜壺へ沈んで。 「んんっ……あぁ……いい……っ、気持ちいぃ……♡ 熱いの……入ってきて……っ」 「ほんと……なか……とろとろ……っ」 愁は葵の甘い震えを肌で感じながら、深く、深く――最後まで沈み込み、二人の身体が一つに 重なり。 葵の声が弾けた。 「んぁっ……動いてっ……動いてっ♡ぱんぱんって、して……早く……早くッ♡」 ソファに爪を立てて泣きそうに訴える葵。 その姿に胸を締めつけられながらも、愁は口元に小さな笑みを浮かべ。 「ダメですよ……いきなり動いたら、葵さんの なか、傷つけちゃうかも……。 俺、葵さんが痛がること、できないです……」 わざと悪戯っぽく言うと、葵は目を潤ませて 驚いたように「ふぁっ!?」と声を上げ、愁の胸をぽかぽか叩き。 「酷いっ!愁くんのいじめっ子っ!」 その言葉が、昨夜も聞いた響きに重なり、愁は 思わず可笑しさと愛しさで胸がいっぱいになる。 「だいじょうぶだよっ!僕のおま○こっ…… もう愁くんの形に……ンッ……」 まだ言いつつ、わなわな震える唇に小さなキス を贈り。頬を緩め、低く囁く。 「……冗談です……可愛い葵さんを、傷つけたく ないのは、本当ですけど……ふふ……♪」 「はぅ……♡」 キスに惚けた葵の上へ、愁は改めて覆い被さり。 「……も……愁くん……のバカ……いっぱい、して くれなきゃ……許さないから……」 甘え混じりの声が耳を打ち、愁はその頬に唇を寄せて 「……言ったでしょ……やめてって、言っても やめないって……っ」 囁いた。葵の蜜壺が、自分に馴染んだと確信した愁は、そっと腰を、陰茎が秘蕾から抜けるか抜けないかのぎりぎりまで引き…… ためらいなく奥へ――ずぶっ……と突き入れ。 「うあッ……♡」 葵の声が甘く跳ね、愁の胸を震わせる。 彼は息をつき、再び腰を引いては、深く、深く 突き込む。 「あッ!あッ!気持ちぃ!気持ちぃッ!♡  はぁッ♡ あッ!あ……ッ♡ もっとッ♡  もっとぉ……♡ 」 そのたびに、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と肉と肉がぶつかる乾いた音が、狭い休憩室の空気を震わせ。葵の身体がきゅうっと締まり、愁の熱を受け止める感覚に、頭の奥がじんじん痺れていく。 「ッ……葵さんの中……ぎゅって……っ、そんなに……好き、ですか……っ……」 「あぅッ!♡ あッ!♡ 好き……っ!♡  好きッ!♡ らい好きッ!♡ 愁くッ!♡  しゅう、くんッ!♡ 」 ふたりの結合部からは蜜が溢れ、 ぐちゅっ、ぐちゅっ、じゅぷっ、ぬちゃぬちゃ……! と淫らな水音が絶え間なく滴り落ちていった。 「ふぁぁっ……!!♡ だめぇ……っ!♡ 子宮口 (ないけど)ッ……ゴチュゴツ当たって……ッ!♡ 凄ぃッ!♡ しゅごいッ……♡ あッ!!♡ 」 葵は涙を浮かべながら、背もたれに指を立て、 脚を震わせる。 「……まだ……もっと感じてっ……葵さ、ん……っ!」 愁がさらに腰を打ちつけると―― 「んやぁぁっ……!♡ やぁぁんっ、もっと!♡ 突いてっ、突いてぇ……♡ 僕の子宮口(ないけど)ッ……壊れるくらい、突いてぇぇっ……!!♡ 」 嬌声が淫らに響き、ソファの革が ぎしっ、ぎしっ と軋む。 愁は汗を飛ばしながら、葵の足を高く持ち上げて、腹の底から突き上げ。 そのたび、 ぱんっ!ぱん!ぱん!ぱんっ!ぱんっ! と肉と肉のぶつかる音が重なり、蜜に まみれた穴は ずちゅっ、じゅぷっ、くちゅっ! と、いやらしく鳴き。 「んんっ……ちゅぷ……ちゅるるっ……♡ んくっ……ふぁ……んちゅっ……♡」 合間に貪るキスは淫らで、舌と舌が絡むたび、 ちゅぷっ、じゅるっ、くちゅっ……ぴちゃっ……! と湿った音を響かせ。 葵は舌を吸われながら震える声で囁く。 「ひぁあッ!♡ひゅうく、んッ……らい好きッ!♡ おひ○ぽっ、もッ……!!♡ んあッ!♡ あッ♡ れんぶッ……あッ♡ 全部っ射精してッ!♡僕の子宮口(あるかも)ッ♡ 精液でいっぱいにして……!!♡ 」 「ふ……ッ……葵さ、ん……射精ます……ッ! く、ぅ……ッッ!」 その言葉に愁の理性は焼き切れ、最後の 深い一突きを叩き込みながら、 どぷゅっ、どぷっ、どくっ……! と精液を、 葵の奥へ吐き出し。 「はぁ……はぁ♡ ぁ……凄い……♡ はぁ…… ぁ……」 葵は、びくびくと全身を痙攣させ、蕩けた笑み を浮かべながら愁を抱きしめ、甘い吐息で囁く。 「あったかい……愁くんの……はぁ……♡ はぁ…… でも……1回で、終わりじゃ……ない……よ、ね?♡ 」

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