「ん……ふぁっ……！！」 その熱い頬に触れながら、松若くんの唇に自分のを重ね、舌を出すとその温かさを一層感じる。 それで薄らと開いた口に、俺は舌を潜り込ませていた。 「んぁっ、はぁ……あぁっ……」 松若くんの息が荒くなって、俺に身体を預けてきてくれる。 「せ……っ、せんぱい……っ……」 「松若くん、ごめんね、君が可愛くて、愛おしくて、我慢出来なかった」 その目に浮かぶ涙を、俺は舌で掬っていた。 「大好きだよ、松若くん。たったひとりの、俺の大事な可愛い奥さん……」 「あぅ……んんっ……！！」 もう一度キスをすると、松若くんは俺の舌の動きにたどたどしくはあったけど、精一杯応えようとしてくれた。 「んは…ぁ……っ、先輩っ、オレ……っ、身体が熱くて、苦しいです……っ……」 「苦しい……？どうしたら楽になれるかな……」 分かってて、俺は松若くんに尋ねていた。 耳元で囁くように言うと、松若くんは苦しそうに呼吸しながら身体を震わせる。 「や……っ……そんなの……っ……」 「聞かせて。君の口から聞きたい……」 こんな意地悪な事を言うなんて。 けど、目の前で苦しそうに、もっと気持ち良くなりたそうにしている松若くんを見ていると、もっとその欲望をさらけ出して欲しくなった。 「せ……せんぱいの声……低くて身体に響いてぞくぞくする……っ……」 「……それ言って、楽になれるの？松若くん……」 「やぁ……んんっ……！！」 わざと耳元で話すと、そこから首筋までを舌で伝う。 汗のしょっぱい味がした。 「せ……せんぱい……っ、さ…触って、オレの……っ、触ってください……っ……！！」 我慢出来なくなったのか、松若くんが恥ずかしそうにしながらも俺の手を自分の股間に導く。 「ん……分かった……」 俺は松若くんの頭を撫でると、松若くんが履いていたジーンズを下着と一緒に脱がせた。 「松若くんの……少し皮被ってるんだね、可愛い……」 「や……っ、そんな近くで見んな……あぁぁっ……！！」 足元のところまで下ろすと、真ん中で勃ちあがっている松若くんのをまじまじと見る。 剥けきれてないモノがぴくぴくと震えているのが可愛くて、しばらく見蕩れてしまっていた。 「剥いていい？剥いたら……気持ち良くなって苦しくなくなるよね……」 「ひゃぁ……っ……！！」 ゆっくりとその皮を剥くと、ピンク色の頭が露になる。 「松若くん、どう？俺の手、気持ち良い？」 「ううっ、うぁっ、こ、こんなの、はじめて……あぁぁっ……！！」 ソコを掌で包んで撫でると、松若くんは今までよりも大きい声で喘いでくれた。 「そんなに気持ち良いんだ？大声出して、いやらしく腰動かして……すごく可愛い……」 「あぁっ、せんぱいっ、お、オレっ、でそうっ、もぉ……でる……うぅっ……！！！」 松若くんは大きく身体を震わせると、そこから精子ではなく、透明な液体を噴き出した。 これってもしかして、潮吹き……？ そう思ってふと松若くんを見ると、気を失っている事に気づく。 「ま、松若くん！？」 このまま起きなかったらどうしようと思い、俺は慌てて松若くんを起こしていた。