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第十四章・3

 ぱたり、と雅貴の汗が藍の白い肌に落ちる。  それすら刺激になって、藍は精を吐く。 「あぁあ! っく、あ! あぁああ!」 「すごいな、藍。もう3回目だよ」 (4回目です、雅貴さん!)  ひくひくと痙攣し、イッている最中にも、雅貴は休みなく突いてくる。 「あ、だめぇ! それ、それは! あ、はぁあん!」 「これ、好きだろう。藍」  イきっぱなしになっている藍の体は、雅貴を絡め摂りきゅうきゅうに絞って来る。 (好きなのは、雅貴さんの方でしょ!) 「すごいな、藍の体。やはり、いつもと違う」 「んんぁ、う。はぁ、うぅ、んんッくぅう!」  理知的な雅貴の目が、色に眩んでいる。  そうさせているのは自分なのだと思うと、深い愛情が胸を浸す。 「あぁ、雅貴さん……ッ!」  藍が両脚を雅貴の腰に挟んだ時、むせかえるようなフェロモンが立ち上った。 「藍、君はもしかして。発情……」 「は、発情?」  だったら。  もしそうだったら、雅貴さんを充分満足させてあげられる! 「雅貴さん、もっと! もっと来てぇ!」 「そのつもりだ!」  雅貴は藍の最奥に腰をいれ、たっぷりと射精した。  だが、その動きはまだまだ止まらなかった。

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