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第16話

 言ってから、自分のバカさを呪った。  濡れた赤い瞳が睨んでくる。怖いのに、綺麗だ。怒ってっかな。小焼は「もっとしろ」って言ったのに、おれは真逆のことをした。「ひとりでしてるの見たい」って言わなきゃ良かった。  息を乱したままの小焼がおれから下りる。 「ご、ごめん!」 「何謝ってんですか。きちんと見てろ」  目に毒だ。すんごいエロい。  小焼はご立派なちんこを扱きつつ、尻を弄っている。いつもアナニーしてんのかな? それとも、おれが「セックスしたい!」って言い出した時から続けてんのかな?  思ったより動きが激しい。すっげぇ興奮してるみたいだ。時折聞こえるえっちな声が、かなりえっちだ。色気がやばい。生理的な涙が頬を伝ってる。やばい。えろい。  エロエロ大魔神な小焼を見ながら、自分の下半身に手を伸ばす。触れたら、ビクンッてなった。愛の力で蘇ってきたんだ! いや、エロさで? 「っな、つき……!」 「え、あ、な、何!? ぎゃっ!?」  急に顔にぶっかけられた。  小焼って、顔射好きだよなぁ……。きっと支配欲が満たされんだ。おれのこと独り占めしたいって思ってくれてんなら、かなり嬉しい。 「にゃ、つき……、ほし、ぃ……はや、くっ、さみしぃ」 「わ、わかった! わかったから!」  とろとろのエロエロなネコになっちまってる。すっげぇ蔑んできたり甘えてきたり、小焼は本当に猫みたいに気まぐれだ。  お腹の虫が元気いっぱいに鳴いてる。腹減ってんだ。  小焼は性欲と食欲の感情が一緒くたになっちまってるから……、腹減ったらムラムラするし、ムラムラしたら腹減るし、忙しい。  きれいに割れた腹筋を撫でてやる。小焼は身体をビクビク震わせる。もしかして、外側からも感じるとかあるか?  触診なら得意だ。直腸はこの辺りまでだな。  手のひらで撫で回す。 「っあ、や! にゃつ、き!?」 「これ、きもちいか?」 「ぁっ、……や! だ! ヘン! へんっ、……――っ、あ! ……ンッンぁ……、あ……ああ」  小焼は首を横にいやいや振っている。見た目のわりに仕草が幼いから、ギャップに頭がふわふわする。  これよりやっぱり直接触ったほうが良いかな。クセになっちまったら、日常的にやばそうだし。  小焼のご立派なちんこを掴んで手のひらで先っちょをなでなでする。小焼は更に甘い声を出す。えっろい。エロエロ大魔神だ。  しばらく撫で回してたらイッたけど、手は止めない。続けてイッといてもらおっと。 「ゃ、やだぁ! にゃ、ぁ……! イッ、てりゅ……! もっ、イッてゆ……かや……ぁ! アッ!」  呂律が回らなくなってる小焼はかなり可愛い。  かなり良かったみたいで、潮吹きしてくれた。ぷしゃあああって溢れるから、恥ずかしそうにしてる姿がまた可愛い。おれよりゴツいのに、可愛い。  おれのエクスカリバーも、王様に引き抜かれたようで、凛々しい姿に変貌した!  ゴムをつけて、ローションを塗って、脚を開いてるたいへんえっちな小焼の秘孔にあてがう。吸いつくようにヒクヒクしてる。欲しがってる。いや、さっきから欲しがってんのはわかってんだけど、やばい。「好き」って気持ちが抑えらんない。  おれ、やっぱり、小焼とずっと一緒にいたい。ずっとこうして抱き合ってたい。  普段より性急に奥に突っ込んじまった。ゆっくり入れてやんなきゃだったのに、腰が勝手に動いちまう。 「あ! にゃ、あ! アァッ! ひっ……や、ぁ……ん、ンンッ……!」 「小焼! 好き! 好きだ! 大好き! ずっと一緒にいて! ずっとおれと一緒に! 愛してる! あいらぶゆー! うぉーあいにー!」  バカ! おれのバカ! こんなんじゃ、バカだ!  ゆっくりピストンできない。勝手にめちゃくちゃに動いちまう。止めらんない。 「小焼ぇ! ごめん! おれ、今日、優しくできないぃいいいい!」 「ばかっ! ばかぁ! ァッ! にゃ、っき……! ィッ! ば、か……! ァッ!」  小焼にガッチリホールドされて、噛みつかれた。痛いのに、きもちいい。腰、止まんない。休ませてやらなきゃって、頭ではわかってんのに! きもちくて、おかしくなっちまう。 「きもちい! 小焼、きもちい! おれ、きもちいぃっ!」 「……ッ、ば、か! ばかにゃつきィッ……! ゃ、だ! ィッ! また、ィッ……かりゃ、ぁ……!」  逃げようとずり上がっていく小焼を押さえつけられる力が、おれのどこにあったのか。おれは小焼の腰を掴んでガツンッと奥を突き上げた。ぎゅううんと締めつけてくんのが可愛い。  あー、もう! 駄目だ! かわいい! きもちい! 腰、止まんない!

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