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第18話

 小焼の体を引きずってどうにかこうにかトイレに連れてきた。すごく嫌そうな顔をしてっけど、きっちりキレイにしてやりたい。汚れるところを見せたくないのかもしんねぇけど、普段は小焼が準備と称してやってることだ。今度からおれも準備手伝ってやりたい。だって、医療行為ならおれがやったほうが絶対に良いに決まってる。  トイレに連れてきたのは良いけど、よく考えなくても寝たまんまでやる行為だから、間違いだったや。いや、やろうと思えばできっけど。バスルームでもあるし。 「夏樹。どうするんですか」 「あー、えっと、わりぃんだけど、横向きに寝てくれ」 「は?」 「ごめんごめん! じゃあ、壁に手を当てて、尻こっちに向けてくれ!」  小焼はおれをひと睨みした後、おれの言うとおりのポーズをしてくれた。えろい。またしたくなっちまうくらいにはえろい。  でも今は洗浄に集中だ。潤滑剤としてローションを直腸挿入部位に塗りつけて、ゆっくり押し込んでいく。痛くないように細心の注意を払いつつ、5cmくらい押し込んだところで、バルーンを膨らませて、それからぬるい水をぶち込む。 「小焼。どうだ? 痛いか?」 「変な感じがする」 「このまま少し待っててくれ」  数分置いて、バルーンから空気を抜き、カテーテルを引き抜き、小焼を便座に座らせる。  見てたら特殊なプレイになっちまうだろうし、小焼だって見られたくないだろうから、おれはトイレから出る。これで直腸はキレイキレイされたはずだ。  シャワーの音がする。ついでにシャワー浴びてんだな。それなら、おれも一緒に入らせてもらおっと! 「小焼! おれもシャワー浴びたい!」 「ばか! 急に入ってくるな!」 「いだっ!?」  ウォーターバッグを投げつけられた。  小焼はバスタブに入っている。おれがつけたキスマークがすごく目立つ。おれ、あんなにつけたの? やりすぎた……。  ご機嫌斜めになっちまってるようで、いまいち話してくれない。一緒にシャワー浴びてっけど、洗いっこもなければ、体を触ることすら許してもらえなかった。  体をキレイキレイして、ベッドに戻る。おれの精液と小焼の精液でドロドロだ。 「これじゃ眠れませんね」 「わ、わりぃ……」 「夏樹。罰としてコスプレしてください」 「おう。何をすりゃ良いんだ?」  それで機嫌が良くなるなら、なんでもしてやりたい。こっそりスイーツは頼んでおいたから、それで一段階は治るとして、もう何段階か機嫌を取り戻したい。  小焼はコスプレ衣装を持ってきた。バニー服だ。テカテカのエナメル製って言うんだっけ? そんな生地のエッチな衣装だ。  さっきまでは女子体操服だったから、なんだか成長して大人になったみてぇだな。  バニー服を着て、うさぎの耳を頭につける。 「これで良いか?」 「写真撮るんで、ベッドに寝てください」 「わかった。普通に寝たら良いか?」 「使用済みゴムを咥えてください」  自分の精液入りのゴムを咥えさせられて興奮するおれ。かなり、変態だな。  あんなにいっぱいしたってのに、またしたくなっちまうや。バニー服だと股間が痛い。伸びねぇんだ、この生地。  小焼はスマホで何枚も撮影した。脅迫に使われそうな写真だ。小焼のリクエスト通りのポーズで何枚も撮影した。 「オカズには困りませんね」 「オカズに使わなくてもおれを呼べば良いだろ」 「嫌です。夏樹に触られたら、きもちよすぎておかしくなる……」  そっぽ向いてそんなことを言うから、可愛くって仕方ない。  小焼のリクエストに従ってたら、自分の精液を顔に塗らなきゃならなくなったし、口に含まなきゃならなくなったけど、小焼が嬉しそうだから、おれも嬉しい。  さすがにもうフェラしろだとかは言わねぇか。とってもちんこにそっくりなディルド握らされて撮影した。どういう気持ちで撮影してんのかわかんねぇけど、おれの超エッチな写真集作れそうだ。保健室ってシチュを全く活かせてないのがポイントだな。 「なあなあ、学生に関係あるコスにしねぇか?」 「では、これを」  大きめのシャツを渡される。わかった。彼シャツだ。  小焼の好きそうな感じに着崩すとしたら、ボタンをちょっと外しがちにして、靴下の高さもズラす。いや、この場合だとタイツが良いか。タイツなら、破れてるのが良いはずだ。彼から貰ったネクタイは手首に緩く巻く。自分で自分を拘束すんの難しいんだよ。そんで、精液にまみれておく、と。 「こんな感じか?」 「すごいですね。強姦されたように見えて素晴らしいです」 「あいあい。お褒めいただきありがとよ」  やっぱりこれで正解だった。  小焼は嬉しそうにしながらおれを撮影する。この写真データの使い道は小焼が自慰する時のオカズになるってのと、個人観賞用ってところかな。なんともまあ、複雑な気分だ。  スイーツが届いて小焼の機嫌が良くなったところで、撮影会終了。アイスを頬張ってニコニコしてる姿は天使のような可愛さだ。おれよりムキムキでマッチョだってのに、可愛く見える。  その後、ソファで少し休んで、ホテルを出た。小焼は帰りの道中ずっと「尻が痛い」と言っていた。

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