おっぱいばかり触ったからか小焼は少し不機嫌だ。そうやってヘソまげてる姿がちょっぴり可愛く見える。背だっておれより高いし、すっげぇムキムキマッチョだってのに、可愛いんだよなぁ。友達の眼科医に診てもらった方が良いかなぁ。 　うつ伏せになっている彼の尻を撫でる。ぴょんっと、体を震わせていた。尻を撫でてるだけでもけっこう敏感に反応してくれるようになってくれたから嬉しい半面、ちょっと心配になってくる。だって、おれ以外が撫でても感じちまうってことだし。 　また奏あたりがイタズラで小焼に触って殴られないか心配だ。そんで、強く殴りすぎて気絶させたら、小焼のメンタルが一気に病む。力が強すぎて傷つけたくないからって他人と距離置いてっから、更に離れようとしちまいそうだ。 　そんなことを考えつつも、おれのエクスカリバーは元気いっぱいだ。早く入れたいけど、もうちょっと慣らしてからにしたい。 　小焼の脚の間に入って、孔に指を添わせる。襞を撫でるだけで息を「ふーふー」吐いてる姿が堪らなくそそる。ローションでぬるぬるだから、このまま入るとは思う。風呂でも弄ってたくらいだし。指を入れて、コリコリした部分を擦ってやる。小焼は枕をぎゅっとしていた。 「小焼。我慢せずに声出して良いぞ。おれ、おまえの声聞きたいし」 「っるさい！」 　もう何回もセックスしてんのに、未だに恥ずかしがってくれるから可愛くて仕方ない。でも、なんだか、そんまま喘いでるより、我慢できなくなって喘いでるほうが、すっげぇえっちだと思う。小焼はそのへんどう思ってんだろ。エロ動画で喘ぐ子が好きなタイプだったりすんのかな？　でも、凌辱系が好きだって言ってたから、どうなんだ？ 「な、つき！　もっ、いいからッ！　もっ、！」 「わかった！」 　指を引き抜いて、ヘッドスペースのゴムを手に取る。だいぶ手早く装着できるようになってきたような気がする。小焼を待たせちゃ悪いし！　腰を揺らしておれを待ってる姿がとびっきりえっちだ。目に毒だ。そんでも、すっごいえろいから、ずっと見ていたいなっちゃう。 　ローションを垂らして、ゆっくり押し進めていく。小焼は「ああああ」と声を出して震えている。ベッドに白濁が落ちていく。 「入れただけでイッちまった？」 「っさい！　ばか！　ばかぁ！」 「ご、ごめん！　気持ち良かったんだよな！　もっと良くしてやっから！」 「ひっ、あン！　あ、……あ、はぁ……！」 　入れただけでイクって、えっちだ。すんごい締め付けられておれもイキかけたけど、どうにか耐えられて良かった。 　きっと今顔見たらすっごくとろとろでえっちなんだろうけど、怒りそうだから、このまま続ける。パンパンッと肌がぶつかる音とローションの水音で、すんごく興奮する。小焼の背中に唇を落としつつ、腰を振る。 　奥の方がキュッ、と締まってくる。ここはコールラウシュ襞で、これより奥が、もっと、気持ち良いはずなんだ。もっと、もっと奥。小焼ともっと奥で繋がりたい。 「あっ！　ぃっ……、にゃつ、き！　あああっ！　おくっ、や、らぁ！　あ、アッ！　……あ！」 「んっ。あ、小焼、きもちぃ！　あ、すご、おくっ、すごいっ！」 「ばか！　あ、あーー！　っ、ン、あ！　にゃ、あっ！　いっ、や、らっ！」 　奥のほう、吸い付いてくる。たぶん結腸だ。とどいた。奥、気持ちい。すごい、きもちぃ。 　腰が、とまんなくなる。もっと、もっと、繋がってたい。小焼と深いところで、繋がってたい。 「にゃっ、ちゅ、……！　そこ、ヘン！　な、に……？　な、にぃ？　あ、あっ、あっ」 「ここは……、S状結腸つって……！　うんこ作ったり、電解質吸収するとこっ！」 「やらっ！　きもちっ、おかしぅ！　あぁ！」 　たぶん、何言ってるか本人もわかってないんだと思ってきた。おれの話も聞いてねぇかも。 　奥の壁をぐいぐい押し上げる度に小焼は甘い声で泣く。ちんこから透明な液体が垂れたまんまだ。おれも、出てそう。ゴムに全部入ってっけど、大変なことになってそう。 　歯を食いしばって耐えてっけど、もう、限界！ 　最後の力を振り絞って、小焼の奥をがつんと突き上げたら、ぎゅぎゅぎゅっと強く締め付けられて、おれはそんまま果てた。