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”
※注意。無理やり表現があります。
ドサリと後部座席に投げ出され、無理やり仰向けにされる。男の顔をよく見て、百合人ははっとした。それは、ユウイチだったのだ。
「油断してたか? この曜日に授業があるってのはわかったからな。最近、遅くまで図書館で読書してるってのも」
ユウイチが、にやりと笑う。百合人はぞっとした。
――何て執念深いんだ……。
先週守衛に見とがめられて以来、ユウイチが大学に姿を見せることはなかった。だから、安心していたというのに。こんな場所で張り込んでいたとは……。
「――どうやって、入り込んだんです」
おびえながらも、百合人は問い詰めた。
「普通に駐車許可を取ったさ。外部の人間でも、利用できるものなんだな」
ユウイチは、けろりと答えた。
「ずいぶん長い間、こもってたな。待ちくたびれたぜ。ま、おかげで人もいなくなったが」
言いながらユウイチは、百合人のジーンズのベルトに手をかける。あっという間にベルトを外され、ジーンズを引きずり下ろされて、百合人はぎょっとした。
「――なっ……、ここで!?」
「ホテルへ連れて行って、また逃げられたら困るからな。こんな所、誰も来やしない」
百合人は、外を見回した。確かに、図書館はもう閉館だ。駐車場には、他の車も駐まっていなければ、人が通りかかる気配もない。長居したのが悔やまれるが、後の祭りだ。
「どうせいろんな男に使わせてるんだろう? ここ。俺のことも楽しませてくれよ」
下着の上から尻の狭間をさわさわと撫でられて、百合人は悲鳴を上げた。
「やだっ……」
「緩んでるかと思ったが、そうでもないな。久々か? 喜べよ。嫌ってほど、可愛がってやるから……」
勝手な台詞を並べ立てながら、ユウイチは百合人のシャツをまくり上げる。素肌に手を這わされて、百合人は身震いした。こういう時に魔法が効果を発揮すればいいのに、ユウイチにキスする気配はなかった。肉体だけが目的なのだろう。
――誰か、助けて……。
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