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第31話 高瀬

「決め手がパソコンが出来ることだったんだよ」 「え?」 「バイト。花屋なのにパソコンが出来ることが大事だったみたい」 ・・・と。 それはとても驚いて、とても意外で、 そしてとても大切なことって感じで、 忘れないうちに言っておきたいって勢いでそう言われた。 「2年間が報われそうだね」 心を込めてそう言った。 真乃斗くんがあの2年間、いかにがんばっていたかを知っている。 「得意じゃないけど出来ることはあると思う」 言うべきことをようやく言い終わったようなホッとした顔をすると、 ようやくこちらに集中する準備が整ったようで、 今度は真乃斗くんからキスをしてくれた。 「おめでと」 「ん。ありがと」 遠慮せずに上半身を裸にすると、そのまま肌を撫でる。 真乃斗くんは弾力のある、とてもきめ細やかな肌をしていて、 無駄なモノが一切ない彼らしい身体つきをしている。 そういえば、ソファで抱き合うのは初めてだ。 とたん、妙に気持ちが昂って、 明るい部屋のソファの上で真乃斗くんのすべてが見たくなる。 少し汗をかく、しっとりとしたその肌を撫でるのをストップして、 どこか急ぐようにして真乃斗くんを纏っていたすべての布を剥がすと、 身体を少し離してその全体を見つめた。 完ぺきなカラダを持つ真乃斗くんは 少しだけ恥ずかしそうにして脚を内また気味に動かしたけれど、 どこも隠さずに、視線をそらしつつも俺を見つめ返す。 「キレイだ」 ずっと見ていられると本当のことを言うと、恥ずかしいよと言いながら、 また、脚をもじもじっとさせる。 そうして、 「高瀬さんの目がヤラしぃ」 と言われて思わず笑う。 きっとその通りなのだろうと思った。 「自分こそ、もうこんなにしてるくせに」 足の甲をイヤらしい手つきで撫でながら、 あえて視線だけでソコを見つめると、 「だって、高瀬さんが見るからだよ」 などと、嬉しいことを言ってのけた。 「高瀬さんも脱いでよ」 好きな男に誘われてしまえばそれはただ、嬉しさしか残らない。 「ん。先にココにキスしてからね」 大きくしてるソコを無視してその細い身体に覆いかぶさると、 控えめに勃ってる胸元の突起のひとつを口に含んだ。 すると、 真乃斗くんは恥じらいながらも素直に声をあげて、 俺の舌の動きに合わせて身体全部を震わせる。 その鼻にかかる甘い声も、ビクビクっとする震え方も全てが、 俺の内側にある、アツい感情をさらに昂らせていった。 そのままゆっくり味わうように、 しばらく唇と舌で乳首を舐めまわして、少しだけ歯をたてて、 さらにはもう片方を指でつまんで弄べば、 真乃斗くんはさらに大胆に恥ずかしい声をあげて、膨らむソコを震わせた。 そうしてゆっくり、唇を乳首から薄い腹のほうへすべらせていき、 ヘソに舌を入れてチロチロと舐める。 勿体つけるように腰回りに唇を這わせたあとで、 もっと下の、繁みのあるその場所辺りへ、唇をずらしていった・・・

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