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第83話 高瀬

大きく股を広げさせて、上から真乃斗くんのすべてが見える。 こちらが腰を揺らすたび、可愛い喘ぎ声をあげながら、 先っぽから透明な液体を垂らす膨らみがふるふると揺れている。 そうして、真乃斗くんのナカにあるその場所を擦りあげれば、 愛してやまない真乃斗くんのその小さな入り口から 白濁のとろみのついた液体が本人の腹や胸に飛び散って、 その水滴の広がる模様がびっくりするほどはしたなく、 あまりに芸術的で全身全霊が高揚する。 男を知らなかった真乃斗くんがナカだけでイき、 その余韻が身体中に広がるそのさなか、 ほどなくして触れることなくそこから液体をまき散らす、 そのすべてが愛おしい。 それは間違いなく、俺が彼に教えられたことなのだ。 覆いかぶさって鎖骨に飛び散ったその白い液体を舐めとると、 いまだビクビク震えるその細い腰を掴んで そこからさらにオクへ突き上げて腰を揺らした。 真乃斗くんの両腕が背中に周って、 言葉になる手前のただのオトだけを連続で発っしている。 「んぁあっあ、あ、ぅう゛あ、っ、・・ぁあ・・・・・」 苦しそうなのに、どこかいつにも増して艶の混ざるその声に、 年甲斐もなく夢中になってしまう。 「っはぁ、、真乃斗くん」 久しぶりにその顔を見れば、潤みがちな瞳は涙が溢れて目もとが濡れていた。 思わず唇で目じりに触れる。 「くち・・」 「え?」 見ればすぐ近くに、 ふやけきった顔を晒して荒く息をしながら紅い舌を出す真乃斗くんがいて、 瞬間、誘われるようにしてその舌を舌で舐める。 そのまま濃いピンク色をした唇のナカにぬるりと舌を差し込んだ。 すると真乃斗くんから軽く頭をホールドされる。 そのまま二人、舌を絡ませれば、 重なったままの二人の入り口はくちゅくちゅとイヤらしい音をたてる。 「た・・かせさ・・っ・・・」 上も下も繋がったままで、真乃斗くんのソコがヒクヒクと動くと、 その締め付けの気持ち良さに思わず低く声が出る。 だからまるでその動きに合わせるようにして小さくナカを擦れば 気持ちよさそうに可愛く喘いで、真乃斗くんは俺の名前を何度も呼んだ。 「真乃斗くん可愛い」 「はぁっ・・ぁ・・たかせさんも可愛い」 こんな最中に、もしかしたら初めてそんなことを言われて、思わず笑う。 好きとは言えない代わりにその名前を呼んではまた、唇を重ねれば、 真乃斗くんはいつにも増して積極的に舌を絡めてくれた。

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