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第66話 新しい従者
6ー9 新しい従者
「神官としてあなたにお会いするのは、これが最後です」
イーサンは、少し寂しげな笑みを浮かべた。
「これからは私ではなく、このギルバートがあなたの従者としてお仕えします」
「よろしくお願い致します、レンタロウ様」
ギルバートがペコリと頭を下げた。
そして、イーサンは、名残惜しげに俺の頬へと口づけると体を離した。
「では、今夜またお会いしましょう、レン様」
俺は、去っていくイーサンの背を潤んだ瞳で見送った。
イーサンが去った後、俺は、ゆっくりと体を起こした。
下腹部の異物感に呻き声を漏らす。
「うっ・・ん」
なんだか。
体が、熱い?
俺は、腰を締め付けている帯をはずそうとしたが、がっちりと鍵がかけられていてそれははずせそうになかった。
俺が体を動かすと体内のスライムがもぞりっと動いた。
「あぁっ!」
俺は、切ない吐息を漏らした。
ギルバートは、俺にカップに入った黒っぽい液体を差し出した。
「お飲みください、レンタロウ様。お体が楽になりますから」
マジで?
俺は、カップを受けとると一口飲んで顔をしかめた。
「・・甘い・・」
「甘草の煎じたものです。痛みを和らげてくれます。飲みたくなくっても全部飲んでくださいね、レンタロウ様」
ギルバートに促されて、俺は、それを全て飲み干した。
それからギルバートは、俺にスケスケの薄いベールを被せた。
ギルバートは、俺の姿に目を細めた。
「すごくきれいですよ、レンタロウ様」
「嘘つけ!」
俺は、よろっと立ち上がるとずるずるっとその場へ座り込んでしまった。
すぐに、ギルバートが駆け寄ってきて俺を覗き込んだ。
「大丈夫ですか?レンタロウ様」
「大丈夫じゃねぇし!」
俺は、ギルバートに助け起こされてベッドへともう一度腰を下ろした。
ぐりっと体内に差し込まれた器具が体内を抉って、俺は、あっと声を漏らす。
その圧迫感に俺は、体を捩って堪えていた。
すでに前は、緩く立ち上がって透明な露を漏らしていた。
胸も。
乳首が赤くぷっくりと膨らんでいて、俺は、恥ずかしさに頬が熱くなった。
早く。
楽になりたい。
俺は、甘く疼いている体を抱いた。
これから、俺は。
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