85 / 123
第85話 お仕置きですか?
8ー6 お仕置きですか?
「指が抜けなくなるほど締め付けてるなんて、レンってば、いやらしい」
アメリが耳元で笑い声をあげた。
「レン、もしかして感じてる?」
「んなわけがっ!」
俺は、なんとか後孔の力を抜こうとしたが入っている異物を反射的に締め付けていてなかなか思うようにはできなかった。
「お願い・・抜いて・・」
俺は、頬を火照らせて涙目で肩越しにイーサンに頼んだ。
「仕方がないですね」
イーサンが俺の後孔から指をずぼっと抜いた。
俺は、ほっと吐息をついた。
「さあ、隠してること全部話して!」
アメリにせかされて、俺は、乳をマナ切れの病の人々に薬として売り出していることを話した。
「乳を売る?」
アメリの声が冷たく固くなった。
「俺のための乳を?」
「だって、みんな、病で苦しんでるんだぞ!」
俺は、声を荒げた。
「みんなのためにやるしかないじゃないか!」
「確かにマナ切れの病は特効薬もなく、民たちは、苦しんでいます。それは、いいとしても、我々以外の者にその乳を曝し、触れさせたことには、お仕置きが必要でしょう」
はい?
俺は、信じられない言葉に目を見張っていた。
なんですと?
お仕置きですと?
「では、ここにこの黒スライムを入れます」
「はい?」
俺は、後孔ににゅるんと張り付いてくるゼリー状の何かに身を固くした。
「やっ!」
「ほら、入っていきますよ、レン様」
ぐにゅり、と俺の閉じられている場所をこじ開けて入り込んでくるその異物に、俺は、目尻に涙を浮かべていた。
「や、めてっ!」
「ダメです。これは、お仕置きですからね」
お仕置きって!
俺は、入ってくるその異物の感覚に堪えながら憤っていた。
なんでだよっ!
俺がなんでお仕置きされなきゃ いけないわけだよ!
にゅるん、と入り込んできたその生き物は、俺の中で膨らみ俺の後孔を押し拡げていく。
その痛みとなんとも言えない奇妙な感触に、俺は呻いていた。
「あっ・・はっ・・」
そのとき、ぱしん、と乾いた音がして俺は、眉をしかめた。
俺の尻たぶに痛みが走る。
「っ!」
「これからお仕置きを始めるからね、レン」
ともだちにシェアしよう!