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第98話 幸せな朝
9ー7 幸せな朝
「レンが感じたら体内のスライムが潤滑油を出してここを湿らせてくれるんだよ」
マジですか?
「でも、初めては、少し痛いかも」
アメリが心配そうに言うので、俺は、アメリにキスしてやった。
「大丈夫、俺、丈夫、だし」
「入れていいの?レン」
うぅっ。
俺は、アメリに見つめられて言葉に詰まった。
実は、もうさっきから尻が疼いていて。
アメリが、欲しい。
入れて欲しい。
けど、そんなこと、言えない!
「・・入れて・・」
俺は、アメリに懇願した。
「俺のここ、に、アメリの、入れて欲しい」
「レン」
アメリがにっこりと微笑んだ。
「欲しいなら、自分で入れて、レン」
はい?
何?
この展開。
俺は、たじろいだがアメリの甘える様な瞳に仕方なく、アメリの屹立の上を足を開いて跨いだ。
俺は、アメリのものを掴むと俺の後孔にあてがい腰を沈めていった。
「熱い・・」
俺は、アメリの熱い昂りを自分の中へと導いた。
その圧迫感に、俺は、呻いた。
「はっ・・んっ・・」
じゅぷん、と根本まで入ると、俺は、苦しさと満足感に喘いだ。
「あっ・・はっ・・入った、ぞ・・」
「もっと深く入れなきゃ」
アメリが俺の体を下から突き上げた。
「あぅ、んっ!」
アメリは、体を起こすと俺を膝の上に座らせるようにして俺の奥を突き始めた。
「あぁっ!」
アメリは、俺の腰を掴んでずんずん、奥まで突いてくる。
その深さに俺は、背を反らして体を突っ張って堪えた。
「孕んじゃう・・マジで、孕むっ!」
「当たり前、だ!」
アメリが俺の体を抱き締めた。
「これは、種付けなんだからなっ!」
アメリが俺の体の奥に熱いものを解き放った。
それを受け止めながら、俺は、幸福感のうちにアメリを抱き締めて達してしまった。
俺たちは、そのまま、抱き合って眠った。
朝が来て目覚めると、俺は、光に照らされたアメリの寝顔を見つめてホッと吐息をついた。
俺たち、ついに、ほんとの夫婦になっちゃったんだな。
「愛してる、アメリ」
「俺も」
ぽかりと目を開けたアメリが俺を見つめていた。
俺は、かぁっと顔が熱くなって慌ててそっぽを向いた。
「起きてたんなら、そう言えよ!」
「俺も」
アメリが俺を後ろから抱き締めた。
「レンのことが好き。愛してる」
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