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第103話 自家発電ですか?

9ー12 自家発電ですか? 夕食がすむと、俺は、部屋へと戻った。 1人きりになると、アメリのいない寂しさが胸に染みる。 それに、俺は、困っていることがあった。 妊娠してから、俺は、なんというか、その、性欲が強まっていて。 普段は、イーサンが付きっきりだから1人ですることもできないし。 というわけで、俺は、1人になれる貴重な時間に自分で抜かなきゃならないってわけだった。 俺は、部屋に鍵をかけるとベッドの上で1人、下半身裸になって自分のものを擦り始めた。 アメリ。 俺は、アメリのことを思い浮かべていた。 アメリが、俺の乳を吸っていた頃は、自慰なんてしなくってもよかったんだが。 俺は、なかなかいけなくって、仕方なく、シャツの前をはだけると、胸へと手を伸ばした。 「ん・・」 片手で胸の頂を弄りながら、俺は、前を擦った。 でも、やっぱりなかなかいけなかった。 なんで? 俺は、そっと後孔へと手を伸ばした。 1本だけ、指を入れてみる。 「ふっ・・あっ・・」 俺は、我慢できずに指を2本入れて抽挿を始めた。 「はっ・・んっ・・」 もう少しでいけそうというときに、いきなり、ドアが開いて、魔王と光の精霊王が入ってきた。 「えっ?」 俺は、フリーズしていた。 2人は、何事もなかったかのように、下半身裸で自慰をしている俺の部屋に入ってくると、きいた。 「来週のダンジョンのことだが、お前は、休んだ方がよくないか?」 「なにしろ、妊娠中だしな」 2人に言われて、俺は、頭を振った。 「いや、行きたい!無理はしないし、ちょっとした社会見学として、行きたいんだ」 「そうか」 2人は、頷くと、俺にさらに訊ねた。 「お前は、そうやって、時々、1人でしてるのか?レンタロウ」 はい? 俺は、慌てて体を起こすと、前を隠した。 「いつも、ってわけじゃねぇし」 「残念だよ」 魔王が冷たく言った。 「1人でそんなことをしていたなんてな」 「本当に」 光の精霊王が同感というように頷いた。 俺は、2人に非難され羞恥に頬が熱くなった。 「これ、は・・」 「ほんとに残念だよ、レンタロウ」 魔王が言った。 「我々がいるというのに、1人でさせてしまったなんて」 あれ? 俺は、小首を傾げていた。 なんか、話が変?

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