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第106話 飲ませて

10ー2 飲まして ベッドの上にあぐらをかいた男は、俺に尊大に笑いかけた。 「来い、レンタロウ」 うぅっ。 俺は、よろめきながらも体を起こすと、操られるように男の下半身へと目をやった。 その瞬間。 ぎょえぇっ!! 俺は、腰が抜けたようにその場に座り込んで涙目になっていた。 もう、数えきれないぐらいいかされた筈なのに、こいつのあれ、ギンギンじゃねぇ? しかも、すげぇ、大きいし! ほんとにこんなのが俺の中に入ってたの? 俺は、パニックになっていた。 頭が。 真っ白になっていく。 「はやくしろ!レンタロウ」 男がパニクっている俺に向かって声を発した。 「それとも、やはり奉仕するより責められたいのか?」 「いえっ!やらしてくださひっ!」 俺は、男の方へとゆっくりと這いよっていくと、その巨大な逸物へと向かい合った。 やっぱ、無理かも! 俺がじっと見つめたまま固まっていると男が俺の頭に手を置いた。 「早くやれ!レンタロウ」 俺は、目を閉じるとえいっ、と男のものを口に咥え込んだ。 「んっ・・ぐぅっ・・」 「んっ・・レンタロウ・・歯に気をつけろ」 俺は、口一杯に拡がる雄の味に陶然となっていた。 男のものなんて、口にするのも嫌な筈なのに。 俺は、男の凶器としか思えないそれを口に含んだまま呻いた。 「ん・・ふっ・・」 だんだんと頭の中が蕩けていく。 俺は、いつしか夢中で男のものを舌でチロチロと舐め、吸い始めていた。 「んっ・・ちゅっ・・ちゅぱっ・・」 なんか。 口の中が、性感帯になっちゃったみたいだ。 俺は、無意識のうちに自分の前に触れていた。 「あっ・・んっ・・ちゅっ・・はっ・・」 俺は。 思い出したくもないことだったが、俺は、男のことを潤んだ瞳で見上げるとあられもないことを口走っていた。 「おね、がい・・飲ましてっ・・あんたの、を・・」 「いいだろう」 男は、奴のものを咥えた俺の頭を押さえつけると俺の喉の奥へとそれを突っ込んできた。 そして。 俺の喉の奥へと迸りを放った。 「ふ、ぐぅっ!」 俺は、苦しくって。 えづきながら、俺は、達していた。 俺は、奴の吐き出したものに溺れながらついに、意識を手放していた。

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