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その後

(この包み…バスケ用品とか売ってる店のだよな…なんでバスケ部じゃない蒼がこの包みを…) そんなことを思いながら包みを手に取ると、包みの下に開いている蒼の手帳があった。 今月のメモの欄には 『颯斗の誕生日』 一言そう書いてあった。 -ブブッ 颯斗の携帯に伊織からのメッセージが届いた。 「颯斗!今日忍と蒼が一緒に買い物して歩いてるのみた。って言ったじゃん? 忍に吐かせたんだけど、 蒼とはデートなんてしてなかったし、たまたま会っただけなんだって。 あと忍がずっと『蒼は颯斗のために…』って言ってたな。」 、、、、。 颯斗は思考が停止した。 が、すぐにさっきの包みと手帳を思い出し全てを理解した。 蒼に謝りながらベッドで眠る蒼を抱きしめながら眠りについた。 翌朝目が覚めた蒼は腰が痛すぎるのと、颯斗がちゃんと話を聞いてくれなかった事に激怒したが、颯斗の謝りっぷりをみて渋々許してしまうのであった。 ((たまにはこんなのも悪くないかも))

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