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45.そこは同時にいじっちゃだめ
布団からは出たらいけないから、必然的に寝転がっていることが多くなる。こんな自堕落な生活をしていたらすぐに太りそうなのに今のところ全然太る気配はない。みんなに抱かれてるせいかもしれない。
抱かれるといつも甘くなってしまい、息が苦しくなる。長に抱かれるともっともっと甘くなってしまって、ただただ翻弄されるだけだ。
何よりも「好き」って言ってもいいって言われたから、それが嬉しくてたまらない。
「好き」って言ったらずっと抱くっていうから、だったらずっと「好き」って言う。
天使は愛してくれる人を無条件に好きになってしまうから、僕が長をすぐに好きになってしまったのはしょうがないことだってリンドルが言っていた。「好き」がしょうがないってなんだろう?
正直、こんなに大事にされるなんて思ってもみなかった。
鬼は恐ろしいもの。いつその怒りに触れて八つ裂きにされるかわからないものだって思っていた。でもきっとそれは過去形じゃなくて、やっぱり僕が調子に乗って何か鬼の気に食わないことをすればいつだって殺される可能性はあるはずだ。
もしそんなことになったら悲しいけど、どうせ殺すなら長の手で殺してほしいなって思う。
好きな方に殺されるなら本望かなって思うから。
「今戻ったぞ」
乱暴に襖が開いて長が戻ってきてくれた。僕は嬉しくなって寝転がっていた身体を起こした。
「旦那さまっ、おかえりなさいませ!」
長はそんな僕を見ると困ったような顔をした。何かおかしなことをしただろうか?
「……おい、お前……なんでうちの嫁はこんなにかわいいんだ?」
長がリンドルの方を向いた。
「それはウイ様の口から直接お聞きください。おまんこは準備してあります」
リンドルがしれっという。僕は顔が熱くなるのを感じた。抱かれる準備がしてあると言われるのはなんとも恥ずかしい。
「……そうか」
長は呟くと、どすどすと近づいてきて布団の上にあぐらをかき、その上に僕を乗せた。向かい合わせで抱きしめられるのが嬉しくてたまらない。
「旦那さま……」
「無条件に慕われるっつーのは慣れねえな……おまんこ見せてみろ」
「は、はい……」
そのまま持ち上げられて驚いた。
「じっとしていろ」
「はい……」
長は器用に僕を持ち上げて尻穴をまじまじと見つめた。すごく恥ずかしいけどじっとするように言われたから動かないように我慢しなくてはならない。見られているだけで身体が震えてしまって困った。
「ひくひくさせやがって……」
長はそう言うと、僕を布団に押し倒し足を広げた。
「あっ……旦那、さまぁっ……!」
「舐めてやろうか? 指でぐちょぐちょにこねるのがいいか? それとも、俺のイチモツで奥まで貫いてやろうか……?」
僕は精いっぱい長に手を伸ばした。
「旦那、さま……」
「ん?」
長は意地悪だって思う。でも好きだからしょうがない。しょうがないってそういう意味なのかな?
「旦那さまの、イチモツでっ……!」
長が痛みを耐えるような顔をした。
「だからなんでそんなにかわいいんだっ!」
凶悪なイチモツがぶるんっ! と出され、僕の尻穴に当てられた。そして僕の腰を捕らえ、ずぶっ! と突き入れた。
「あああああっっ……!」
背をのけ反らせて僕は喘いだ。涙がぶわっと浮かんですぐに流れていく。長はそのままずぶりっずぶりっと腰を使ってどんどん奥まで入れてしまう。
「あああっ、あんっ、あんっ、あひぃっ、あひぃいいいいいっっ……!」
長のイチモツは容赦なく僕の中に入ってきた。奥の窄まりもずぶりっ! とすぐに貫通し、更にその奥を満たしてくれた。奥の奥まで入れられると更に甘くなってしまうから毎回は勘弁してほしかった。でも長は毎回奥の窄まりも犯すから、僕はすぐにイッてしまう。
「……イッたのか? 入れただけでイクとは、よくできた嫁だな……」
「あぁっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
長は満足そうに呟くと、僕自身を軽く握った。くちゅくちゅと亀頭ばかりいじられて、またすぐにイッてしまいそうだ。
「旦那、さまぁっ……あんっ、ちんちんっ、やぁっ……あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
僕自身をいじるのはやめてほしかったのだけど、長に訴えたら「ああ?」と不機嫌そうな低い声を出され、亀頭をいじられながらぬっくんぬっくんと腰を動かされた。
「嫁が俺に逆らっていいとでも思ってんのか?」
「あぁんっ、ごめっ、なさい……ごめん、なさいっ……あぁあああんっ……!」
ぬっくんぬっくん腰を動かされるのがたまらない。僕はびくびく震えながら長に謝った。
「嫁は素直に感じて喘いでりゃいいんだよっ!」
「あぁああんっ……!」
中を長の凶悪なイチモツで満たされながら、優しい腰の動きに翻弄される。こんなに優しく中をこねこねされたら本当にすぐにイッてしまう。
「あんっ、旦那、さまぁっ、イッちゃ、あぁんっ、イッちゃううっっ……!」
「もうか。全く、感じやすくてかわいいやつだ……」
くちゅくちゅくちゅくちゅっ! と亀頭をたくさんいじられて、僕はまたイカされてしまった。しかも僕自身をいじるのはそれで終わりではなくて、長がイクまで今日は僕自身もいじられ続けた。
甘いけど、つらいよぉ。
もちろん、長がイッたら気をやってしまった。また感じすぎてしまったようだった。
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