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第41話

 九条はことあるごとにその話をしてくるが、九条だってできないことがあって言い返されるのがわかっているのに学習しない。 「お前こそ低級な式しか使えねえだろ。お前が式神使えたら交代できるんだよ」 「はいはいそこまで!とにかく榊には悪いけど頼むね。俺は夜食買ってくるから、何がいい?」  九条はご機嫌で「お先に〜」と言いながら帰っていった。俺はため息を吐きながら神川先生におにぎりとカップラーメンを買ってきてもらうことにした。 「はい、頼まれてたやつと栄養ドリンク。あんまり無理すんなよ」  神川先生は優しい。話し方は粗暴だけど中身は見た目通り繊細で、我慢強くて優しい。弟子にもっと厳しくあたる人がいるこの業界では珍しいことだ。 「俺も榊ほどは式神使えないからな、でも本当に無理な時は言えよ」  神川先生は前鬼・後鬼と矜羯羅童子・制託迦童子を使えるので十分だと思うのだが、四体では十二天将ほど融通が効かない。俺が十二天将全てをこの歳で扱えることの方がおかしいのだ。 「わかりました、ありがとうございます……」

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