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第67話
「おいおい腰が引けてんじゃねえか、いつもの威勢はどーしたよ?」
「うっせえよ!」
「その調子よ、あんまりおとなしいと調子狂うんだよな」
「……くっ」
九条は俺の後孔を指で蹂躙する。異物感が激しく気色悪い。しかし九条はさらに指を増やしてぐちゃぐちゃと後孔をほぐしていく。九条の指が一点を掠めた時、唐突な射精感に襲われる。
「あ……っ」
「ここがいいのか?」
「……っ」
「素直に声、聞かせろよ」
「誰が……っ」
すると九条はその箇所を重点的に責めてくる。
「……っ!!」
「ほら、気持ちいいだろ?声出せって」
コリコリとそこを刺激されると堪らない。ついに声が我慢できずにでてしまう。
「……ぁあっ!」
「……っ、もっと聞かせろ」
「や……っ、く……ぅっ」
込み上げる射精感に我慢ができずに腰が動く。その様を目を細めて九条が見下ろす。
「いい景色だな」
「……っ、ふざけ――」
「本気だよ」
そう耳元で囁かれ、ゾクゾクゾクっと鳥肌が立つ。これが九条?あのいつもだろしないあいつか?
「……入れるぞ」
「えっちょっ……ぁあ!」
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