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第88話

 そのまま九条の唾液で濡らした指を後穴に入れられる。さっきの男の感触を早く払拭して欲しい。ゆっくりと進んだ指は的確に俺の急所を捉える。 「あ、あああっ」  その瞬間、俺の性器から精液が迸っていた。 「エッロ……」 「なあ……のぶつぐ、もっと」 「わかってんよ……」  九条は俺の後孔へさらに愛撫を加える。ぐちゃぐちゃに掻き回し、九条のやり方で俺の後孔をほぐしていく。 「も、……入れて……ゴム、いいから……っ」  九条を直に感じたくて直接入れてくれるように頼むと、 「……お前は煽んのうめえな……」  九条は切先を俺の孔にあて、ゆっくりとおし進めていく。指とは比べ物にならないほどの圧倒的な質量と直で感じる熱で俺の後孔は満たされていく。 「あ、あ、……ああ」 「……くっ」 「あ、早く動いて……」 「んなこと言われても」 「早く……ぅ」  そう言いながら俺の方から腰を動かしてしまう。 「お前は……もう……っ」  根負けした九条も腰を動かし出す。まだ十分に馴致されていない内部を引きずるような動きに頭がくらくらする。 「もっと、激しくしろ……ばか……っ」 「つっても……お前……」

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