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第11話
「ぁ、あぅ……うそ……」
「こら、腰引くな。手、頭の後ろで組んで。足軽く開いて」
千隼が手で扱くと、絢瀬は顔を蕩けさせる。言われた通り、両手を頭の後ろで組んで足を開ける。
胸まで顔を赤くする絢瀬に千隼は満足気で、顔を上げて目が合うと舌をチラッと出し勃起したそれを舐めた。
「ひっ!ぃ、き、汚いから、やめ……っ」
「Sh 」
「っん、はぁ……ぁ……」
千隼は焦らすように舐めながら、段々とそれを咥えて亀頭を唾液でグチュグチュ濡らす。
ヂュっと吸ってやると絢瀬は足を震わせ、小さく喉を鳴らした。
無意識に腰を揺らす絢瀬。そのおかげで喉をツンと突かれた千隼は強く彼の太腿を叩く。
「ひぃっ、ん……!」
「『いい』って言ってないだろ」
「あっ、ごめんなさい……っ」
千隼は口を離して強く睨みつける。絢瀬はそんな視線に興奮して、タラりと陰茎から先走りを零した。
冷たい目をしたまま、千隼はソファーに座る。
「Crawl 」
絢瀬はフラフラ体を動かし、千隼の前で四つ這いになろうとして、腕を引かれ彼の膝に上半身を乗せるような体勢になった。
驚くより先に痛みが臀に走り、思わず小さな悲鳴を漏らす。
「あうっ、ぁ、あっ!」
「これはお前が勝手に動いた罰」
「いっ!ひっ!うぅっ!」
パン、パンっと容赦無く叩かれ、絢瀬は痛みに生理的な涙を流しながら、気持ちよさにうっとりした。
絢瀬の足がモゾモゾと動く。爪先に力が入れられギュッと丸まったり、指と指の間を思い切り開けてみたり。
痛いくせに抵抗しないので千隼はまだ欲を発散できると喜んで、泣いている絢瀬の顔を、顎を掴んで無理矢理自分の方に向けさせジッと見て楽しんでいる。
「あっ、あーっ!い、た……ぅ、いっ、あ、っ!」
「痛いだけじゃないだろ。こんなことされて恥ずかしくないの?」
「はぁ……っ!」
最後に一度強く臀を叩いて手を止める。絢瀬はケンケンと咳をしてグッタリと脱力した。
「まだ終わってないけど」
「ひっ!」
顔をあげさせた千隼は、パンっと軽く絢瀬の頬を叩き顔を近づける。
「次はどんな罰がいいかな。俺のオススメはピアス開けんの。ココとか、ココとか……ココなんかも可愛いね。」
耳を撫で、乳首を抓って、最後に勃起した陰茎を掴まれる。
絢瀬は引き攣ったような声を漏らして、笑っている彼を怯えた様な顔で見る。千隼は構わず陰茎を扱き始めて、突然襲ってきた直接的な快感に堪らず絶頂した。
「イッていいって言った?」
「ご、めんなさい、ごめんなさい……っ」
「……ダメな子」
「ぁ、つ、次は、ちゃんと……」
「Lick 」
汚れた手を目の前に出され、絢瀬は綺麗に汚れを舐めとっていく。
綺麗になると、その手が絢瀬の頬を軽く叩いた。
「kiss 」
「ん……」
触れるだけのキスをする。
絢瀬は涙を流しながら従った。
「goodboy 」
そして唇が離れると千隼は優しい声でそう言った。
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