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第二章・8
「あ、あぁ、あ。っく、はぁ、あぁ……」
「全部、挿入ったよ」
しばらく、そのままにした。
シャワーの水音だけが、規則的に聞こえる。
「動いても、いい?」
「……」
返事はせずに、実由はバスタオルをきゅっと掴んだ。
それを合図に、司はぐんと腰を退いた。
「ッあ! んぁあ!」
行くなと絡みついてくる実由の粘膜は、腰に来るほど気持ちが悦い。
(昨夜、同級生に抱かれたというのなら)
大人のテクで、勝負。
螺旋を描くように、じっくりと腰を入れると、実由は泣き叫んで悦がった。
「あ、はぁッ! やだ、なに、これ! いや! ダメぇえ!」
「腰、浮いてるよ」
「んんぁう! はぁ、あんんッ! 気持ち、い。気持ち、悦いよぅう!」
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