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第十二章・2

 ベッドの上でも、健斗は落ち着いて振舞った。  何と、実由がシャツのボタンをはずすことを手伝ってくれたのだ。  二人で手を重ねて、一つひとつ外していくボタンは、実由を喜ばせた。 「ふふふ。何だか、恥ずかしいな」  もう幾度となくエッチしてきたのに、まるで初めてみたいだ。 「実由、きれいだよ。すごく、可愛いよ」 「健斗も、何だか今日はカッコいいよ」 「これからは、カッコいい男を目指すよ。実由のために」  実由のためだけに。 「嬉しい!」 「さ、横になって」 「ん……」  素肌を、健斗は優しく撫でてくれた。  胸の小さな乳首も、ていねいに苛めてくれた。 「ん、うぅんッ。あ、あっ、やだ。気持ち、い……」 「実由のここ、こんなにきれいなピンク色だったんだな」  舐めて甘噛みし、快感に悶える実由を、健斗はじっくり味わった。  身を震わせて悦がる、実由。  今まで何度もエッチしてきたはずなのに、こんな姿は初めてだ。 「実由、いいよ。すっごい可愛い」  そろりと、健斗はその後ろに指を入れた。

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