109 / 132

極甘の夜 7

「いいから……してくれよ、小次郎……」 「那津さん」 首筋に乱暴に噛み付かれ、嬌声が唇から漏れる。 次に唇を塞がれ、小次郎の手が那津の中心に延びる。 さきほど放ったねばる液体をぬるぬると塗り込むように手の平で擦られる。 強くされるのとは違った快感に、小次郎の舌を受け入れながら喘いだ。 徐々にその手は淫嚢を超え、裏の花弁へとたどり着き、ズブズブと指が秘孔へ入り込んだ。 「うあっ、あっ……」 「大丈夫、力抜いて、気持ちよくしてあげるから、ね?」 やや興奮の滲んだ声が囁いてくる。が、指の動きは止めない。 「あ、……はあ、あ、あ」 「中指、付け根まで入ったよ。増やしていくからね」 中指をゆっくり抜き差しされる。 ――小次郎の、あの、メモをとってた繊細な長い指が、俺の中に入ってる…… そう考えるだけで、上を向いて震えている那津の中心から先走りがとろとろと滴る。 威圧感はあるが、嫌ではなかった。 全裸で開脚し、自分でも確認できない秘密の場所を小次郎に暴かれ、指を入れられているという事実より、これから起こることへの期待感が勝っていた。 「あっ、あ……ん、あぁ」 「二本入った。すごく熱いよ、那津さんの中」

ともだちにシェアしよう!