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弱音。
「ぅ、おれ、も、ダメ、かも……うぅ」
「・・・。」
それ、どの意味でいってンの?
意味次第では俺が理不尽にブチギレる。
「は?いや、つかここ道のど真ん中か、危ないからこっち寄れ。」
背中に回していた手で、信を道端に誘導する。
この辺は道広いし、端寄ってればわざわざ近くを通るやつも居ない。
信は、ひぐっ、とか言いながら盛大に泣いている。
手で涙を拭っているが、止まらないらしい。
落ち着けよ、と背中を摩ってやりながら、話をしてみる。
「ダメってなに?」
「だ、っ、って、おれ、きもくない……?
むつき、くんに、ぃ、ぃあつ、され、ると、きもちく、なるし……い、いっかい、抱いてもらっ、ても、な、おらない、し、い、いっぱい、一緒に、いると、もっと、って、、ぃ、いま、も、……ぅぅぅ」
「……いや、ガチでキモかったらその時点で突っぱねてるわ。俺が応えてるんだし、今更な話じゃねぇ?
お互い性癖特殊なんだろ、どっこいどっこいだろ。」
つーか、慣れて反応薄くなるのは寂しいから、もっと後にしてくんねぇ?普通に。
「む、つきく、は、う、うっとうしい、とか、ない……?おれ、いっつも、っ、ぁの、おおげさ、…だし、ぁの、ぃ、……イク…?の、も、っ、は、……はや、い、し。ぁ、と、ぁと、しょ、初心者、すぎて、つまんない、とか……」
「はぁ?反応良すぎるじゃん、お前。つまんないとか無いけど。」
「っ、ほん、、と……?」
「ほんと。」
「ぅぅぅ」
信が、手で顔を覆いしゃがみ込んでしまった。
あ?対応まずったか?どこでだ?
「ちょ、おい。」
しばらく応答が無かった。
が、
突然、目元を覆ってない方の手が、俺の首に回った。
ぐっ、と引き寄せられる。
「っ、おい」
鎖骨あたりに、信の顔が押しつけられた。
そのまま、ぐりぐり擦り付けられる。
「ぅ〜、むつき、くん……」
目を瞑ったまま、俺の首を辿るようにして、信が上向く。
ゆっくりとその目が開いて、俺を捕らえた。
どっか幻想でも見てんのか、こいつ。
「、ぃ、ぃや、じゃ、なければ……もっと、めいれい、して?いっぱい、されたい。」
ふわりと、花開いたような顔で言うことじゃねェ。
まじで、青姦しようかと思ったわ。
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