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第8話

「強姦は立派な犯罪だ」 聞こえてきた声に目が熱くなった こんな姿、1番見られたくなかったのに 「っだよ、てめえもこいつ抱いたんだろ!同じじゃねえか」 「これ、見せたらお前らは退学だな」 「ちっ、くそが」 男達は先輩と僕に罵声を浴びせながら、どこかへ去っていった 「秋葉!大丈夫か?」 先輩が僕の姿を痛ましそうな目で見て、衣服を整えようとするのを身を捩って避ける 「…何で止めるんですか」 「え、」 「僕はΩですよ?彼らの種が欲しくて誘ったんです。邪魔しないでください」 震える体に気づかれないよう、自分の体を抱きしめてながら先輩に笑みを見せる 「…秋葉は、そんなことしないだろ」 「僕に夢を見過ぎですよ。Ωはαなら誰でもいいんです。先輩だって身に覚えがあるでしょう?」 衣服を整え、先輩から離れようと立ち上がるとその手を掴まれる 「なら、やるよ」 「…え、」 「αの種、欲しいんだろ」 苛立ったように乱暴な手付きで、履いたばかりの下穿きを下ろされ押し倒された

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