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『嫉妬』第6話

残り数分の帰り道、達郎さんは普段よりほんの少しだけ荒い運転で車を走らせ家に向かった 寝ている新のことを着替えさせベビーベッドに連れて行ってくれた達郎さんは、もう我慢できないとでも言うように僕のことをベッドへ押し倒した 貪り合うような口付けを交わし、服を剥ぎ取られる 達郎さんも荒々しく服を脱ぎ捨て、服の下から現れた鍛えられた肉体と聳り立つ立派なペニスに体の奥がジンと痺れアナルからトロリと腸液が溢れるのを感じた 「ごめん、秋葉。もう挿れたい」 「ん、奥まで挿れて」 体をひっくり返され、俯せにされると達郎さんが覆い被さってくる 達郎さんに刻まれた番の印の上から噛みつかれ、痛みと甘い痺れに翻弄されていると全身に激しい快感が走った 「ひっ、あああっ」 首筋に噛みつきながら僕の奥を穿つ、獣のような交わりに達郎さんの興奮を感じ胸が熱くなる 激しいピストンに追い立てられ、あっという間に精を放ってしまった 僕がイったことに気付くと、動きを止め体を抱き起こして膝に乗せてくれた 胎に挿さったままのペニスが自重でより深く入ってきたことで、トロトロと押し出されるように僕の性器から精液が流れ出た 絶頂の余韻に震える僕を抱きしめ、腹に飛んだ精液をその長い指で掬い、舐め取るとその口で僕にキスをしてきた 口の中に広がる独特な味と匂いに顔を顰める僕を見て、達郎さんは満足そうに笑った 普段は優しくて過剰なほど世話焼きの彼はセックスの時は少し加虐的になり、変態的な行為を好む 僕が恥ずかしがったり嫌がったりする姿に興奮すると言っていた でも本当に嫌な時は察して辞めてくれるし、痛いことはしないので受け入れることにしている 「秋葉、かわいい」 絶頂の熱が少しずつ引いてきたことが伝わったようで、達郎さんがまた動き出す 膝に乗せられたまま奥をしつこく突かれ、先程の快感が舞い戻ってきた 足先が痺れ、全身がビクビクと暴れだす 2度目の絶頂を迎えた僕のアナルの動きに耐えられなかったようで、達郎さんも僕の胎に精を放った 「っは、ん、熱い…」 ラットに入ったαの射精は長く、胎の奥に溜まっていくその感覚に僕はまた果ててしまった 「愛してるよ、秋葉」 達郎さんの声を聞いたのを最後に、僕は疲れ果て深い眠りに落ちていった 新の泣き声が聞こえ、目を覚ます 重だるい体を起こし、2人が居るだろうリビングに向かう 案の定泣き喚く新を必死にあやす達郎さんの姿があった 「おはよう」 僕の声に気付くと、新は達郎の腕の中から必死に僕に手を伸ばしていた 「おはよう、秋葉。体辛くないか?」 「まだ入ってる気がする」 「…朝から誘うな」 新の前ではキス以外しない、と約束してるので欲を我慢する険しい顔で僕の体を撫でる達郎さんは好きにさせ新におっぱいをあげる 必死に乳首に吸い付き母乳を飲む新に癒されていると、達郎さんに腹を撫でられた 「…次の発情期来ないと思うから、病院行こうな」 「え、分かるの?」 「何となく、居る気がする」 新が胎に居た時のように優しく腹を撫でる達郎さん そこはまだ膨らみを見せていないが、本当だろうか たっぷりミルクを飲み、満足そうに笑う新を見てそうであったらいいなと期待に胸を膨らませた

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