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義兄と俺の初めて。
「ただいまー、あれ、いない?」
いや、でも靴あるし、、部屋?
昨日のこと、まだ落ち込んでたりして。
「光貴?」
光貴の部屋のドアを開ける。
あれ、抱きついてこない。部屋にもいないなら、一体どこに?
まぁいいや、とりあえず鞄置こう。
ドアを閉めて、となりの俺の部屋に入る。
「え……」
なぜか、ベッドがこんもりしていた。
……あー、マジで?
昨日、義母さんと話したことが蘇ってくる。
はぁ、俺ほんと、意外に恋愛方面で倫理観とか消し飛んでるから、普通に襲うよ?昨日までは兄弟だからってポーズしてたけど、義母さんに許可もらっちゃったし。
「光貴?光貴〜、起きて。起きないと襲うよ。」
ゆさゆさ、こんだけ揺らしても起きないとかどんだけ?もー。
にしても、安心しきってくぅくぅ寝てる。可愛い。
ふぁさ、うわ、さらさら、髪の毛キレー、俺と同じの使ってるのになんでこんなに綺麗なの?不思議だわ。
「ん、……嘉風……?」
「光貴、起きた?」
「嘉風、舐めたい。」
爆弾発言っ?!寝起きの義兄危ないな……。
「……ぁ、ぅ、ごめ。嫌い、ならない、で。」
「あーいや、うん。いや、んー。」
そんな泣きそうな顔しないでよ義兄。襲いそう。正直興奮してていつものテンションの高さ保てそうにないんだけど。
「舐めてもいいよ、条件付きだけど。」
パァァっと義兄が嬉しそうに笑う。俺のシャツをくいくいって引っ張って、早く聞きたそうになぁに?って言ってくる。
「光貴が、俺のものになるなら、舐めてもいいよ。」
「なる」
即答かよ。てか、俺なんも返事してないのに、既に体起こして舌伸ばしてるとか、ちょっと手が早すぎじゃないの義兄。エロすぎ。
「だぁめ。」
「むぅ……」
俺の肌にたどり着く前に、光貴の口を手で覆って押さえた。光貴が拗ねた。へぇ〜珍しいね、いつも泣きそうな顔するのに。今日は拗ねるの?
「意味わかって返事したの?光貴。
どういうことか、わかってる?」
「わ、かんな……でも、嘉風、だから。」
「んー、わかってないのね、じゃあ説明する。
光貴が俺のものになるっていうのは、俺と光貴が恋人になるってことだよ。抱きしめるだけじゃなくて、舐めるだけじゃなくて、キスしたり、えっちしたりもするよ?光貴は大丈夫なの?」
光貴は顔を真っ赤にした。超可愛い。
「あ、ぅ。ぃい。し、たぃ……ぉれ、
もっと、よしか、くっつきたい、今の、足りない、だから、っ……」
っ、ぁー煽んの上手すぎじゃない?俺の理性ぶっ壊さないで?
あっは、もー、捕まえた。いいよ、俺にもっと依存して?俺がその倍愛して、一生、俺以外見えなくしてあげる。
一生、いや、天国行ったって、あなたの瞳には、俺だけだから。
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