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 強がる冬人は、俺からするとイヤじゃなかった。  ……むしろ。 「可愛いな、冬人」 「あ、ッ」  思わず、耳朶を甘噛みする。  俺に反応するよう、蕩けきった甘い声を冬人は漏らした。 「んっ、あ……っ! は、ぁ、ん……っ!」  吐息に、嬌声のような声が混じる。  左手で握るペニスの熱と、冬人の今の声。そんな判断材料を用意されて……。  ──『遠慮は必要ない』と判断する以外、なにを思おう。 「あ、あッ! へ、べぇ……さん、ッ! やだ、あッ!」 「くッ、キツイな……ッ」  左手で冬人のペニスを強く扱く。俺は俺で、冬人に激しく腰を打ち付ける。  さっきまでは逃げようとしていた冬人の下半身も、今では逆に俺の方に突き出している体勢だ。  緊張ではなく、別の理由で尻穴を締め付けてくる。  突然激しく内側を犯されて、冬人は声を上げた。 「はっ、あ、んんっ! そ、こは──だめっ、やだ、激しくしないでっ、あ、ッ!」 「ここが、好いんだろ?」 「ちが、ちがう……っ! やだっ、へぇべ、さ……ッ!」  ほぐしていた時に見つけた冬人の【好いところ】を狙って、何度も突き上げる。  ……潔癖そうな冬人が、男に処女を奪われて善がっているのだ。  地声よりワントーン高い声で喘ぎ、体を震わせている。  そして、徐々に冬人の限界が近くなっているのが、文字通り手に取るように分かってしまう。  そんな状況で、セックスをする暇が長らく無かった俺が、長く保つはずがない。 「悪い冬人、ナカに出す……ッ」 「だめっ、だめ、いやだ、ッ! 手を、離してくれ……ッ! わ、私は、こんな──もう、私……ッ」  自分の限界が近いと気付いた冬人が、またもや逃げようとする。そんな冬人の腰を掴んで、引き戻す。  俺の手に捕まったせいで、冬人は逃げたくても快楽から逃げ切れない。  体中を赤く火照らせながら、突然……。  ──冬人が、大きく痙攣した。 「やっ、あぁ、ッ! んっ、は、あぁ、ッ!」  一番奥まで、深々と突き刺すと同時に……。  ──冬人が俺の左手を、白く汚し。  ──俺は冬人の内側に、熱をぶちまける。  絶頂による快感に、冬人が今までで一番大きな嬌声を上げた。  『ダメだ』とは思っていても、冬人のナカに俺の精液が容赦なく注がれる。 「はぁ……はぁっ、ぁ……っ」  俺の生理的な痙攣に、冬人が何度も反応した。……その声にはもう、甘ったるい熱しか感じない。 「……抜くぞ、冬人……ッ」  射精した後も、冬人は体中をブルブルと震えさせていた。  惚けたような呼吸をする冬人に一応伝えてから、射精し切ったペニスをゆっくりと引き抜く。 「ん、っ」  その際にも、冬人はビクリと体を震わせる。  冬人は、立てていた膝の力が抜けたんだろうか。そのままベタリと、うつ伏せに倒れ込んでしまった。

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