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第67話《ⅩⅠ章》先輩と会長④
二人が同時に悲鳴を上げた。
だから俺っ!
「こういう事はお互いの口から」
伝えた方がいいと思ったのに。
「姫は敬司が好きなの?」
「えっ」
「姫崎君は路夜が好きだったんだね」
「えっ」
話の流れ、おかしくなってる。
「姫は」
「姫崎君は」
「「俺達二人、両方好きなの?」なのか?」
「エエエエーーーッ!?」
俺が告白した事になってる。なんで??
「今のは姫が悪いわ」
お狐様?
「姫崎が悪い」
笹原も。
「私もそう思います」
黒服さんまで。
「俺、なにか言った?」
「「「「「言った!!」」」」」
全員が俺の敵になった★
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