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第15話

 俺は有季が頷くのを見ると直ぐにペニスを突き()した。 「――――っ……うあっ…………うっ……うーん……!」  実際はゆっくりだ。傷付けないように、有季の腰を抑えながら俺のペニスを埋めていく。  俺は有季の細い腰をしっかりと掴んで離さない。  俺は普段作業をしているから、手だってごつい方で小さくはない。女の子からは、手が素敵ですねって褒められたことだって数度はある。間接がやや太くて骨ばっていて、手のひらは厚めの膨らみがある、大きめの手だ。その手で、しっかりと有季の腰を掴んでいる。  有季の腰が細くて、掴みやすいんだこれまた。 「あっ……! はっ……入り、ます……!」  ……このホテルの部屋には、大きくはないがいい位置に鏡が置いてあるんだこれが。  まあそれもきっと計算である。    俺のを飲み込んで、眉を顰めて可愛らしい口を開く有季の火照(ほて)った表情が、背面(バック)でも鏡で見えるんだ。  俺は親指で有季の穴を(ひろ)げながら、根元まで俺のを(うず)めてゆく。  何て気持ちいいんだ。  俺は感想をそのまま口にする。 「――――……あー……、有季、気持ち、イイ……」 「げ……玄さん……」  俺の呟きを聞いた有季が、身体を()じって俺の方を向いた。  俺はその唇を塞いでキスをする。  勿論そうすると、根元の深いところまで飲み込まれる仕組みだ。 「ん、んー……!」  舌を吸い上げながらペニスを抜き差しすると、有季が可愛い声をあげる。  俺は調子に乗って、有季の太ももを掴みながら、有季のそこを何度も抜き差しする。  ()りたい。って言うと軽蔑されるかもしれないが。  俺は有季をすごく掘りたい。誰も触っていないところを深いところまで探って、そして俺のものにしたいのである。  それから有季のこれまで感じたことのない感覚も引き出してやりたいのだ。 「あっ、あぅ……っ! 玄寿さぁ、ん……!」  今はまだ無理だが。全部は。本当はもっとゆっくりしたいのだが。  大分お預けをくらっていた俺にもブランクがある。  この回はもうこれ以上待てない。 「ん……ふっ、有季……、イ、イっても……いい?」  俺の限界は速過ぎだ。い、いや、それも今日だけだ。  何だっけ、これって確か、セカンドバージンとか言うんだっけ。バージンじゃなくて童貞だけれども。  とにかく今日はそういう気分だ。  俺が有季に許可を求めると、有季はこくこくと頷いて言う。 「げ、玄さん、ぼ……僕で、イって欲しい、です……!」  何て可愛いことを言うんだ有季は。  俺はキツい中の有季の抜き差しを繰り返して、それから一際奥に突き挿した。 「うぁ……っ……んーっ……!」  俺は有季の奥に(はじ)け飛んだ。  どくっどくっと俺の機関銃が脈打って、俺の意識は飛びそうになる。  ……自分で言うのもなんだが、すっごく濃いのが、出たと思う。  出している感触を感じながら、有季の表情を見下ろすのは至福の時だ。 「ん……玄寿、さん……」  一仕事終えてから、ゆっくりと目を開ける有季。  今回はまだ有季は達していないから、まだ彼の機関銃はエレクトしている。  彼はにこっと小首を傾げて言う。 「……ぼ、僕も、もう一回くらい、イキたいかな……」  俺のをまだ挿し込んだままで、俺に向けてもじもじと訴える彼だ。  いいよ、今日は多分満足させられるまでイケると思う。  今夜はエンドレスでエレクトだ。

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