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第7話

「ゆうせい!!……首の傷深くない?血が凄いよっ?!」 流はそう心配して言ってくれているけど、僕自身痛みはあまりないのだ。 僕は血で汚れたブラウスを脱いでどのくらいのものかを確認したら、流に言われた通りかなり汚れていた。 「あぁ、このブラウス結構気に入ってたのに。落ちるかな」 「……ゆうせいって結構筋肉あるんだ。意外だ」 「イーゼルや画材を移動させるのは重いから、わりとあると力はあると思うが」 それに戦争には行かなかったが、軍隊にはいたのだし、僕は日本人にしてみたら183cmとかなりの大男だ。 「早く脱いで!!傷洗うから」 「僕は全部脱がなくても大丈夫だと思うんだが」 「お礼は他にもあるの!!早くしないと俺の気が変わるよっ」 流の何の気が変わるのだろう、そう思いながらも一応は脱いで風呂場に入った。 風呂場にステンドグラスの窓があり、随分と洒落ているなと眺めていた。 すると流と向かい合うい、彼の視線は僕の下半身にあった。 「すげーおっきいっ!!」 ああ、逸物のことだろう。 「それはそうだろう、子供と比べたら大きさはちが…」 「村で一番おっきい!!」 「……なんだなんだ、その言い方は」 何だかいい気分ではないは、まるで珍獣扱いのようだ。 男同士でもしゃがみこまれて見られるのはあまり気持ちの良いものではない。 それなのに何故か流は僕の逸物を掴むと口の中に入れた!! 「うわあぁぁぁっ!!っ何をしているんだ流っ」 「ひふんでひるよりいいれひょ?」 自分で処理するより良いだろうと言っているのだろう。 確かに良い、認めるが!! だが僕は将来を誓い合った女性としかこういう行為はしないと誓っていたのだ。 しかもこれでは流を襲う男と同じではないだろうか。 しかし、流は慣れているらしく、僕の逸物を美味しそうにしゃぶっていた。 「こらっ、いい加減にしろ。本当に不味い!!出るから……っ」 舌使いが……凄く気持ちがいいが、このまま出したら大変なことになる!! 「ゆいひぇい……いいはらいっへ?」 いいからと言っているのだろう、上目使いの彼は楽しそうだった。 「……ッッ!!」 「うンン」 流の喉仏が動いた。 と言うことは飲んだのか? 僕の精液を?! 僕はとんでもないことをやらかしてしまって頭が回らなくなり、頭を抱えてその場に倒れこんでしまった。 「ゆうせい気持ち良かった?すぐイっちゃったねー。まさか経験無いの?」 「……無い」 もう本当に泣きたい気分だった……。 「じゃそのままチンコ貸して?舐めてたら俺も感じじゃったぁ」 貸す……何を貸してくれだって? 「ンン……ぁうンっ」 また口に入れたんだと思った。 そのわりには口の中の粘膜の感触がない……と思ったら、僕の逸物が流の尻の穴の中に挿入っていた。 これではまるで『情事』ではないか。 間違いない……これは『情事』だった!! 「あっあぅン。……ゆぅせいっおっきぃ、……きもちぃい」 「うわっ、待ってくれッ流!!」 たっ確かに気持ちがいいが不味いだろうっ。 流は俺の上に乗り腰を振っていた……っ。 駐在さんに宜しくと僕は言われたのにっ……こんな形で裏切ってしまった!! 「ぃやぁ……なにっこれぇ、あっああっ!!」 「くッ本当に、……っ不味い!!」 流の尻の穴は本当に食べ物を排泄するための器官だろうかというくらい気持ちがいいものだった。 尻の中がうねり、それと同時に腰を振られ先程口の中に入れられた違う快感が僕の中にあった。 「ああっもぅ、だめ……きもちょすぎて、ぅごけなっぃ」 途中で疲れたのか流が動かなくなってしまった!! 「ちっちょっと待ってくれ流!!ッッここまでしておいて……最後までしないとかっ」 「だめぇ、きもちょすぎて……。ゆぅせーぅごいて?」 「なっななななっなに?!」 僕は未経験なんだっ、動くって……どうやって。 だが逸物はこのままでは治まらない、僕は流の細い腰を持つとゆっくり腰を振った。 「ひゃあっ!!」 「えぇ?!……駄目なのか?!」 「ぃいのぉ……、これ。もっとっほしぃのぉ」 ……これは多分自分の気持ちがいいように動いていいということだろうと勝手に解釈して、僕は思い切り腰を振った。 二回目の絶頂が近くなった僕にはまだ、こらえることが出来なくて、 「ッッくぅ……っ」 僕は流の尻の穴の中に精液を放った。 ……途端に、 「やぁァンン……ッッ!!」 流の尻の穴が僕の逸物を食いちぎるくらいの勢いで絞めた。 「っっっっっ!!」 僕は声にならない悲鳴を上げた……。 「はぁっはぁっはぁ……。はっ初めて俺から襲った相手と、……メスイキなんてぇ!!さいっこー……」 流は僕の唇と彼の唇を重ねて、夢中でべろべろと舐めた。 僕は流と一生共にするのか?

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