「あっ、あっ、もう…！」 僕の切羽詰まった喘ぎ声に、お兄様は指をゆっくり引き抜いた。 そして優しく僕を仰向けにすると僕の胸の硬い果実をキツく吸い上げた。 お兄様はギラついた欲情した目で、喘ぐ僕を見つめると掠れた声で言った。 「リオン、中に入るよ。」 そう言うと、僕の両腿を掴んで濡れた昂りをアーヌスにクチュクチュと吸い付かせた。 そして欲しがってヒクつく僕の蕾にグイっと一気に入ってきた。 僕はお兄様のいきり立った昂りでゼンをグイッと押し潰されて、嬌声をあげながらお腹に白濁を飛ばした。 お兄様はそのまま更に奥までゆるゆると揺さぶりながら僕の中に侵入すると、僕が普段うずついている場所まで突き入れた。 僕は身体がビクビクと痙攣するのを止められなかった。 毎日うずついていた場所がやっと満たされた安堵感と、もっとどうにかして欲しい様な疼きに支配されてしまった。 「…リュード、あぁ、僕何かおかしい…。そこが疼いて堪らないっ。お願い…。たすけて。」 お兄様は僕の顔の両側に覆う様に肘を付くと、腰をグッと僕に押し付けながら言った。 「はぁ…。リオン、疼くのはリオンの子宮芽が成長を始めているからだよ。 一度芽生え出したら、完全に子宮として完成するまで、精液を必要とするようになる。その欲求が疼きになるんだろう。 んっ。あぁ、まだ締め付けないで。もう少し私にリオンのここを可愛がらせて…。 リオンも私の何が欲しいか言ってごらんっ。」 「あぁあ、もっと動いてリュード…。リュードのおっきい昂りでそこをもっといっぱい突いてぇ…」 お兄様は息を荒げるとググッと腰を回して言った。 「…リオンが言ったんだからね。おねだりしたのはリオンだよ…。」 それからお兄様はトントンと僕の奥を軽く叩くように押し込んだり、そうかと思うとグイっと広げる様に腰を回したりして、ますます僕を追い詰めた。 僕はもう何度目か分からない白濁をダラダラと垂らしながらお兄様の大きなソレを締め上げた。 お兄様は少しじっと動きを止めると、僕に口づけて舌で口の中を何度か舐め上げるとふぅっと息をはいて言った。 「あぁ、リオンの中が良過ぎて危なく逝ってしまうところだった。とはいえ、もう限界だ。 リオンの奥が私の精子を欲しがって吸い付いてるよ。分かるかい？」 そう言うとお兄様は起き上がり、僕の片足をお兄様の肩に掛けるとピッタリと身体を重ねてグチュグチュと動き出した。 「はぁあっん！いっ、いっちゃうっ、あんっ、ふかいぃ…、リュードっ、きてっ！」 「くそっ、リオンっ！」 それから僕は、いやらしい水音を立てながら昂りを大きく出し入れするお兄様の動きに揺さぶられて嬌声を上げながら、どんどん煮えたぎる様な興奮へと追い立てられた。 お兄様の身体が燃える様に熱く感じて、切羽詰まった動きで僕は身体がキュウっと締め付けられる様な快感に投げ出された。 ガクガクと震えて僕に腰を押しつけて果てるお兄様の顔から汗が流れ落ちるのを目にしながら、僕は熱い飛沫を疼きに感じて文字通りのけ反った。えも言われぬ感じたことの無い気持ちよさに僕は悲鳴をあげていた。 心配そうなお兄様の瞳の色を眺めながら、僕は微笑みながら意識を手放した。