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第119話 三人の初夜※
僕は鏡の前を動けなかった。今夜は結婚して初めての夜。
何度か二人とはそれぞれ睦みあったものの、今日は特別な日だし…、三人だ。
あれ…、三人でするの?一方的に二人に僕どうかされちゃうってこと⁉︎
僕は一人で赤くなったり、青くなったりと心臓がドキドキして破裂しそうだった。
いつの間にかセブも姿を消していて、ドアが開いたのはその事に気付いて直ぐだった。
開けたドアの向こうには色めかしいリュードお兄様と、逞しいユアが居て、僕は何ならそのまま卒倒しそうだった。
「緊張しているのかい?リオン。さあ、おいで。」
そう言うとリュードは僕をサッと抱き上げてソファへと連れて行った。
そして僕を膝に座らせて言った。
「リオン、今日のお前は素晴らしく美しい。もうすっかり大人になったんだね。緊張してる様だから、ユアにお酒を飲ませてもらいなさい。」
隣にユアが座って沈み込んだと思いきや、ユアは僕の顎を持ち上げて口づけた。そしてゆっくり甘い果実酒を流し込んできた。
僕はコクコクと飲むと、更にその甘味を追いかける様にユアの口の中へ舌を伸ばした。
僕たちはゆっくりと甘やかな口づけを楽しんだ。
ユアとの口づけに夢中になっている間に、リュードは僕の首筋や耳の後ろを舐めながら後ろからローブ越しに僕のちくびを撫でさすっていた。
僕はどこもかしこもゾクゾクと這い上がる様な快感に責められて、甘い喘ぎ声を聞いた。それが自分のものだと気づいたのはしばらくたってからだったけれど。
お尻の下では既に昂ったリュードの剛直が僕が腰を揺らめかす度に、敏感な窄みを何度も掠めて僕はユアの口の中で喘ぐしか出来なかった。
ユアは深い口づけを続けながら僕の手を自分の猛り切った太い昂りに導いて、僕はローブを掻き分けてそそり立っているソレに手を添えてにちゃにちゃと動かした。
リュードが僕のちくびを強く摘むたびに僕の手はユアの太いモノを握りしめてしまって、ユアが大きく息を吐き出した。
リュードはそんな僕らの様子に耳元でクスリと笑うと、腰を揺らして僕のお尻を疼かせながら空いてる手でローブを掻き分けると、僕の揺れる昂りをやわやわと握った。
僕は刺激に耐えられずに大きく仰反ると、リュードは執拗に僕の昂りを大きな手で擦り上げはじめ、責め立てた。
僕の喘ぐ姿を見つめながら、ユアは臍まで猛り切った昂りを息を荒げながら自らの手で上下にゆっくりとリュードと同じリズムでさすり上げた。
僕はユアの怖い様な眼差しと、僕を見つめて興奮してる様子に益々煽られてしまった。
「リオン、ユアを見て興奮しているのかい?」
そう言いながらリュードはローブ越しに僕の窄まり目掛けて自分の剛直を突き立てた。
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