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第5話

「アルくん、俺のもう少し挿れたいんだけどいい?」 そう言う恭平さんの言葉に、熱に浮かされた頭で結合部を見ると全て入れられたと思っていた恭平さんのペニスの残り数センチが俺のアナルからはみ出ていた しかし俺の中は既に奥までみっちりと埋まっていて、これ以上入るとは思えない 「この先にね、結腸ってとこがあるんだ。そこに入りたいな」 俺の心を読んだのか、恭平さんは笑いながら腰を揺する 腹の奥、突き当たりだと感じるところを突かれると鈍い痛みが走った 顔を顰める俺に恭平さんはキスを落としたりペニスを扱いたり、乳首を触ったりと全身を愛撫してくる また気持ちよさが頭を占めたところで腰を揺すってくる恭平さん 先程の痛みを感じたが、それを勝る快感に段々と麻痺してきて痛みすら甘い痺れに感じてきた 俺のペニスからダラダラとカウパーが垂れてきたのを見て、恭平さんは俺の奥を突きながら聞いてきた 「この先、すごく気持ちよくなれるところなんだ。入れていい?」 耳元でそう囁かれ、俺はつい頷いたのだった ごちゅん、と体の奥から音がしたかと思うと全身に衝撃が走る 痛かったような気もするが、恭平さんが他への愛撫を激しくしたためすぐに訳がわからなくなった 恭平さんは根元までペニスを突き入れると腰を一切動かさず僕の体と心が慣れるまで待っていてくれた 「…は、あ、きょ、へ、さ、」 「っく、こらこら、ダメだよ」 腹の奥が恭平さんに慣れるまでそう時間は掛からなかった 中が刺激を欲して蠢いているのを感じる その度に恭平さんは眉間に皺を寄せ、動くのを我慢していた その表情に少し落ち着きを取り戻した俺は恭平さんの首に腕を回し腰を揺すった ずりゅ、と恭平さんのペニスが中を少し擦るだけで全身に快感が走り足が震える あまりの気持ちよさに怖くなったが、それより今はその快感に溺れたくてまた腰を動かした 渉のことを忘れたかったから 「っくそ、」 紳士的だった恭平さんが口汚く言葉を吐くと、あれだけ我慢してくれていた腰を動かし、激しく中を突き上げられる その都度、先程貫かれたばかりの結腸の入り口をごちゅごちゅと恭平さんのペニスが出入りし擦っていくため俺は喘ぐことしか出来なかった 何度も果てて精液が出なくなると潮を吹き、最終的には何も出なくなりドライでイク俺に恭平さんは何度も可愛い、とキスをしてくれた

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