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渉end

頭に浮かんだ恭平さんの顔をかき消すように、渉に抱きつく 俺の気持ちが伝わったのか、渉は興奮したように律動を早めた 疲れを見せない渉にガツガツと奥を穿たれ、その度に俺のペニスは薄くなった精液を吐き出す 恭平さんに開発され感度のよくなった俺の体に渉は激情し、上書きするかのように激しく俺のことを抱いた 渉が俺の腹の奥で2度目の欲を吐き出すのと同時に、あまりの行為の激しさに俺は意識を飛ばしたのだった 朝日の眩しさに目を覚ますと、俺は渉に抱きしめられながら寝ていた 体に巻きつく重たい腕から抜け出ようと体を動かし、あることに気付いて固まる 「っ、うそ」 俺の中に渉のペニスが挿れられたまま寝ていたのだ 朝立ちしているのか未だに硬いペニスを渉を起こさないようゆっくりと抜いていく あと少しで抜ける、というところで腰を掴まれ引き寄せられた 「うああっ、」 入り口から奥までを一気に擦られ、体を震わせ絶頂する俺を後ろから抱きしめる渉はいつ起きたのか楽しそうに笑っていた 「可愛いことしてるじゃん」 ぐりぐりと奥を刺激する渉のペニスの先が結腸の入り口に触れ、腰を引くが渉は離してはくれない それどころか結腸の存在に気がついたようで、不思議そうにしながらもそこをしつこく突いてくる 「何ここ、入りそう」 「だめ、そこだめ、おかしくなるからっ」 その反応に、俺がそこまで挿れられた経験があることを察したようで渉はまた苛立ちを露わにすると乱暴に結腸に入り込もうと腰を動かしてきた 「っくそ、ぜってー挿れてやる」 これ以上入らない、と言うほど腰を押し付けられ腹を抑えられると逃げることもできず俺の結腸は渉のペニスを迎え入れた 「っ、うわ、」 「ああああっ、」 強引な挿入に少し痛みを感じたが、恭平さんに慣らされたそこはすぐに快感を俺に与えた 渉も結腸が気持ちよかったのか興奮したように抽挿を早め、あっという間に最奥に欲を放った 快感に震える足を下ろされ、アナルからペニスが抜けていくとドロリと渉の精液が流れ出る 「…気持ちかった。少ししたら風呂いこうな」 渉は昔から自分勝手だ それは今も変わらない それでも、渉なりに俺を愛そうと不器用ながらも優しさを見せてくれるから 渉の強引なところも乱暴なところも全部ひっくるめて俺は愛しいと思うのだ

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