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第7話 リョウsideミイラ取りがミイラになる※
俺の顔はヤバかったに違いない。俺は腕の中に抱えこんだたっくんに気づかれないように上を向いて、たっくんのいじらしさに心臓も昂りも爆発しそうになるのを感じながら、深呼吸して言った。
「たっくん、俺との事ちゃんと考えてくれたんだ。すげぇ嬉しいんだけど。そんな可愛い事されたら、ほんと止まんない。」
俺はたっくんを貪るように口づけながら、腰を揺らしてたっくんのお尻を両手でタオル越しに掴み込んだ。直接触られる事には抵抗があるかもしれないけれど、一度知ってしまった快感を忘れる事は出来ないだろう。
たっくんもきっと、あの夜の事は覚えているだろう。あんなに喘いで気持ちよさを貪っていたたっくんを思い浮かべるだけで、俺がどれだけひとり遊びに励んだか数えきれない。大学生にもなって、恥ずかしいほどだ。
その本人が目の前にいるのに、怖がらせないようにゆっくり僕の手の中で花開かせていくのは、辛いような、心浮き立つ様な何ともじれったい感覚だった。
指先でタオルを外しながら、たっくんのお尻を掴んで、僕の方に押しつけた。たっくんのビクビクする昂りと、僕の猛り切ったブツが直接重なって小さく喘ぐたっくんが色っぽくて、俺は気持ちよさを追いかけた。
「あ、ああっ、だめっ!」
たっくんの喘ぎが大きくなると僕はそっと離れて跪いた。
「ん…、…リョウ?」
「まだ…、いかないで。」
俺はたっくんの昂りを唇や舌でいじめながら、ジェルでゆっくり窄みを解していった。
最期の快感まで到達できないたっくんは、焦れてしまって涙まで浮かべる始末だった。
「ほら、分かる?ここ気持ちいい?覚えてる?たっくんの気持ちイイところ。」
俺が見上げて優しく囁くと、たっくんは俺の肩を強く掴んで大きく喘いだ。
僕はすかさず容赦なく、柔らかくだけど執拗に、たっくんの敏感なイイところを撫でさすった。
「あ、あ、ああっ、いっちゃうっ!」
俺の舌の上に飛び出した白濁は少し甘くて、たっくんは甘いものが好きだからかなと、ふと思った。
ギリギリまで入り込んだ俺の二本の指をきつく締め付けるドキドキする様な感触に、俺の昂りもビクリと震えながら耐えた。
温かいシャワーでたっくんを温めつつ、指の奥の場所もゆっくり流していくと、たっくんは顔を赤らめて目をぎゅっと閉じて俺に囁いた。
「僕、恥ずかしくて堪らない…。」
俺は多分舌なめずりしたオオカミの顔をしていたに違いない。たっくんが恥ずかしがるほど、俺は胸の奥から湧き上がる征服欲が満たされて、今にも食い散らかしてしまいそうだった。
「たっくん、ありのままのたっくんが俺は愛しいよ。俺に全てを曝け出していいよ。好きだよ。」
睫毛の開く音が聞こえる様な真っ直ぐな瞳で、たっくんは俺を見つめた。
そして次の瞬間、俺の首に両手で抱きついて言った。
「…リョウのバカ…。好きになっちゃうだろ。」
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