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第二章・6
さて、次はお風呂だが。
「背中を流して欲しいんだ。一緒に入ろう」
「じゃあ、半袖と短パンに……」
「杏くんも裸で」
「え」
「う」
また、ドン引きされてしまった……。
しかし、手料理で一本取られている真は、意地になった。
何としてでも、この子とエッチがしたいのだ!
「待ってるぞ」
そう言い残して、自分は脱衣所へ向かった。
バスルームに入り、シャワーで汗を流しながら考える。
「杏くん、来るかな?」
髪を洗ってしまった頃に、そっとサッシが滑る音がした。
「お邪魔します……」
来た!
「待ってたぞ!」
「え? あ!」
杏は、目を見開いた。
真の体には、鮮やかな虎の彫り物が施されていたのだ!
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