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第二十二章・2
「私がこんなに貪欲だとは、自分でも思わなかったよ」
「んぅ。ぅぐ、んっ、んっ、ふ……」
真は下半身を杏に預けたまま、彼の髪を撫でた。
ぴちゃくちゅと唾液の音を立てながら、杏は真をおしゃぶりしている。
「ずいぶん巧くなったな。また元気になってきたぞ」
「ん、ふ。……っく」
急に、杏がきつく吸った。
その刺激に、真は思わず体液を漏らした。
「もういい、口を離してくれ。出そうだ」
「んぁ。ん、ふぅ。んむむぅ……」
杏は、口を離さない。
それどころか、さらに深く咥え込んできた。
「おい。離さないと、そのまま口に出しちゃうぞ」
こっくりと、首を縦に振る杏に、真は驚いた。
「ホントにいいのか?」
返事の代わりに、ちゅっちゅと吸う杏の仕草が可愛い。
真は、緩く腰を使い始めた。
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