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アナザーエンド 歴彦

「道也の全部を手に入れたいからバラバラに壊すんだ」 理事長は、笑っている。 「バラバラに砕いて、再生させて、 俺の腕の中に真の道也を新しく甦らせる」 これまでで最高の一突きが来た。 目の前に火花が散って、精液は溢れ飛び、頭には何も浮かばず、完全に真っ白になった。 だが、そこで終わらず。 しばらく置くと、白濁を放った体へまた理事長の突きは無情にも開始され、やっと意識を自らの体から手放し解放されそうだった道也は、地獄へと引き摺り戻された。 バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン…… ペニスサックを被せてるために、理事長は射精感に迫られることなく、平然と道也を貫き続ける。 「ア゛───!!!壊゛れるッ!壊゛れッるッ!!!」 本当に馬並みの体力だ。 身を捩る度に胸のピアスがズキズキと自己の存在を感覚で主張する。 それが後孔の凄まじすぎる苦しい快楽と繋がり、道也の心を混乱させる。 「イヤだ─────ッ!!もうッ!!!イヤだあ゛あ゛あ────ッ!!!!」 発狂したように叫ぶが、理事長はちっとも動きを変えない。 肉食獣の様な光を目に宿らせ、舌舐めずりをし、 バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン…… 「ウ゛…ッウッウ゛ッ…ウッ!!ガハッ」 巨大な塊が体を二つに無理矢理開いておぞましく出入りする。 声も出ない。息すらも吐き出せない。心臓が止まりそうだ。 両脚を持ち上げられ後孔を穿たれる悲痛にもう我慢できない。 心の決壊が破れそうになる道也だったが。 バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン……バッチョンバッチョン…… 「くア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアアアア!!」 絶叫した。 動きが急に止められた。 ズルズルと引き出される長ったらしいそれは、引き抜きさえも果てしない衝撃と苦痛を与える。 思わず呼吸が止まる。 「そろそろ……道也の中で……出すよ…………」 長過ぎるペニスサックを外し、生身の理事長の雄自身を理事長は手で扱く。 段々息の荒げ、スピードが速く、なっているのを呆然と眺める。 「………ッう………出る!……出すっ……!」 ぼっかり穴が空いたままの俺の後孔に理事長は自分の雄を突き込んで、彼は断続的に身体を痙攣させ震わせた。 中に脈づいて熱く飛び跳ねかかる感触が鈍いながらもわかった。 出す時だけ入れるような。 こんなの人間の扱いではない。 「ふぅ…………っ!ふ………」 「道也、疲れたろう?今日は身体を綺麗に拭いて、一緒に寝てしまおう」 濡らしたタオルで全身をくまなく綺麗に拭かれ、後ろ孔に短い男性器のディルドが嵌められると理事長に体に巻き付かれて俺は力無く意識を手放した。 理事長の精液を体に入れたまんま……。 二週間が経ち、その間中、毎日、理事長の狂気の調教は続いた。 夜。 「道也……俺はこれがしたいために、わざわざ学校に馬術部を開設させたんだよ、その昔」 道也は学校の厩舎の中、台の上にうつ伏せになって手足を固定され、裸で縛り付けられていた。 「フッ……ふっ………ふぅっ………!!」 これから行われるであろうことへの恐怖とおぞましさが、冷や汗をたらさせ、心臓をバクバクと高鳴らせる。 表情は固まり、どこを見ているのか、自分でも分からなくなる。 家畜のにおいが充満している。干し草のにおい馬糞のにおい…馬そのもののにおい……。 「『牝馬台』の上でちゃんとお利口にしてたかな?」 厩舎設置時に理事長が特設させたSM台とでもいおうか。初めからある馬と人間の交尾用の台を、馬術部の面々は日頃不思議に思わないのだろうか。 「連れてきたよ道也。俺の分身だ」 手綱を引っ張り、理事長は黒く毛並みの光る精悍な馬を連れてきた。 黒い皮膚のせいで、とても筋骨隆々に見え、立髪も長く、とても立派に迫力があって見える。 馬はブルッブル震え、馬特有の鳴き声を出した。 「いやだ…………!!!!」 俺は背後に首を向けながら首を振って、身体を動かした。台はビクともしない。 「大丈夫だ。既に同じ位のサイズを、君は体に受け入れて慣れているんだからね」 理事長は俺に歩み寄り、晒されている後孔に、何かのクリームを塗りつけた。 「ぅうっ」 #窄__すぼ__#みに細長い張り型を挿される。 後孔の内側まで細長い張り型を使い塗りつけていく油っぽいそれは。 「………雌馬のフェロモンだよ」 「ヒッ!!」 嗅ぎつけた黒馬が鼻息を吹き荒々しくいなないた。 足で土を掻くような動作をする。 馬の目は丸く、全く優しさを感じさせない、怖い目をしている。 理事長は馬を引っ張り、俺の上に被せた。大きな日陰がやってくる。 横から馬の性器を掴んだ。 80センチ程はあるかと見られる長く垂れるそれを、ペタペタと俺の尻の谷に擦りつける。 「イッ……やめろ!やめろーッ!」 嫌な感触だ。 馬の鼻息が荒くなる。 先端が平べったいそれはどう見ても入りやすそうな形状に見えない。 鼻をつく動物臭さにくらくらする。 理事長が力を入れて、俺の後孔に平たい先をはめ込む様に上をまずいれ、下部を入れて、セットしてきた。 予想通り先を入れるのがまず苦しかった。 「………!!!」 生理的に目に涙が潤む。 一回先が入り込むと、馬はのし掛かって、腰を突いてきた。 「……………ッッ………あぐが……………ッッッ………!!!!?」 人間の言葉や配慮なんて通用しない低いいななきを発する動物は、一気に長い全長を奥まで沈めようとドンと扉を打ち破るように突き込んできた。 内臓がひび割れる。 この馬が特に馬の中でも性器が大きめなのか 理事長の馬の模造よりもずっと大きく、熱く、重く、何より力が尋常じゃない。 馬の前足を置く台が俺の上に用意されてあり、馬は前足をついて身体を傾斜させ、勢い良く猛獣の野生の力を発揮して突いては抜いて来る。 草食の筈だが猛獣と変わりない。 尻の狭間に突き立てられた野生のおぞましさは、天を突き上げる勢いで、腹の底の底を打ってくる。 俺の体内はひっくり返るように、強過ぎる衝撃を受け、吐き気まで飛び出す。 「ぐご…………ぐげ………ぐっごッ………!!」 想像を絶する圧迫が辛い。 「頑張って!!お馬のメスさん!!」 理事長がまるで運動会の子供の応援をする父母のように明るい顔をしてエールを投げかける。 (俺は………っ馬のメスじゃない…………っ!!) 一回が長過ぎる抽送は、内臓を引きずりだされるようで、引き出すのにこんな時間がかかったら自然と突き込まれる時の恐怖に体が脅えてしまう。 しかも予感通り、突き込む時の地獄は並大抵じゃなかった。 「オエッ………オエッ………!!ウッ!!………」 「仔馬達のお母さんになるんだよ道也!!」 理事長の無邪気な応援なんか耳に届かない。 ボコッと蹴破られるような苦痛。 腸が………!腸が………! 野球のバットを物凄い勢いで、沈められる限界まで沈められる様な、この衝撃。 それも物凄い、速さ、強さで。 生理的に精液が全て押し出され俺の足の間を流れた。 「足の間からスゴイ垂れているぞ!!メス馬にされてよがっているんだな!?そうなんだな?道也!!」 「ふ…………ぐっひ………うっ…………!!」 馬は俺の心が破壊されても猛烈な抽送を止めなかった。 凶悪なピストンは、体内をひたすら抉り、これまでに到達しなかった奥を拡げては深さを掘り下げた。 馬の交尾相手にされた俺は、心が弱りながら、後孔に馬力の槌を打たれる。 「また出てるぞ牝馬!!」 「クッ…………!!グッぐ…………!!」 唇を噛む。 乗っかる黒馬は鼻息が荒く、身体の中を争うように、生臭い馬の#男根__オス__#を送り込んでくる。 ドスン!と苛烈な一打が来た。 腹の一番奥がメキョッと壊される。 「ッッッア゛ア゛………ア゛…」 バシャッとバケツの水を体の最奥にぶっかけられた様な気がした。 (んわ゛…………っ…………) ホースから先を潰し、威力ある水をあてられたように、じゃぶじゃぶと馬のあったかい精液の水流が、俺の腸を逆流し一気に駆け巡った。 ドロドロとした精液に腹を埋め尽くされる気持ち悪さがまた吐き気を誘発した。 人間の放つものより粘っている夥しい量の精液は腸全てに詰め込まれ、尻の間から溢れさせた。 発情の終わった馬の性器を抜くのも一苦労し、まるで下から内臓を引き摺り出されているような錯覚があった。 しばらくして 馬が戻され 拘束を外された時には手足がビクビクと震え、自力では既に立てなかった。 腰が自分の物では無いようだ。 理事長は俺の手を引き、 「素敵な姿をありがとう、道也」 と両頬に何回もキスをし、抱き抱えた。 それからまた数ヶ月。 その夜も、道也は口に固定バイブの猿轡を嵌められ、口の中は絶えず男性器の模造のピストンを受けながら 腕と足を縛られこちらも台座に固定され、足の間はまた理事長の馬のペニスサックによって突き入れられていた。 台座は丸く、水車の様な円形をしているが、水車の様には動かない。 そこに脚を開かれ側面に固定され、手は前に、体を固定され、理事長から挿入されている。 「素敵だね、道也………」 口の中の男性器が口中に動き、無理矢理割り入っては奥に引っ込んだと思ったら、後ろからは巨大な男性器が自分を貫き、引き裂き、引き抜かれる。 道也はもう受ける全てに慣れた目をして、受け入れていた。 あれから、理事長のゾーフィリア趣味のまま、犬、羊とも交わり、犬と羊にバックから突かれる姿は全て映像に収められた。 悪魔的な性交を強要され続けた道也の自我は最早失われつつあり、理事長の望み通りの淫猥な人格が芽生えつつあった。 眺めているだけでも卒倒する様な成人男性の腕より太いぐらいの太さ長さを#安易__やすやす__#飲み込み、よく見たら顎に涎が伝ってポタリポタリと地に落ちている。 口を開かせられて苦しいからだけでは無く、紛れもなく快楽の籠る涎だ。 欲情を反映した瞳の色が物語っている。 濡れた音を立てて、鐘突きの#撞木__しゅもく__#棒の様に、信じられない長さが飲み込まれては引き摺り戻され、また飲み込まれては引き摺り出されと決まった間隔で規則的に出入りしていく。 20分もそうされれば、もう道也の瞳の色は淫欲の焔しか目に映さない。 機械音が鳴りながら口の中を、生々しい形状の男性器そっくりの物体が、舌を押し退け入っては喉を打ちピストンし、強引にフェラチオさせる。 足の間からは白い精が緩やかな滝の様に、絶え間なく流れていた。 双丘を潜る動きが止められた。 理事長は挿入したまま前に屈んで、道也の背中に、音を立てて吸うキスをあちこちに落とす。 道也は荒げた呼吸を一先ず静かに戻すため、肺が背筋を動かしている。 「さ、そろそろ、拘束を外してあげようか」 腕と手足が縛りから解放される。 解放され、仰向けに引っ張られ前を向かされても、それでも逃げようとせずに、四肢全てを理事長の身体に絡ませ自分へと道也は引き寄せた。 理事長は道也の仕草に歓喜し、唇を唇へとあて、口内を貪るのだった。 目を閉じ口づけあう二人だった。 (ああ、俺も願いが叶うなら悪魔になりたい。恐ろしい角を生やし、巨体を持ち、男根を様々な形状に変容させ、抱えもった道也を悦ばしてやりたい) 口づけをしながら理事長は心底から願った。 「さ、そろそろベッドへ移ろう」 長い交わりのキスの後、チュッと最後の軽く当てる様なキスを残し、理事長は立ち上がる。 「!?」 理事長は気配を感じて振り向いた。 「そ、そんな……」 何も無い空間を見て、理事長の顔は蒼白に変色し、恐怖に引きつれている。 「そんなわけないッ!ここにいるわけないッ!」 パニクッている様子で、手足を振り乱し、側にある物を床に落として壊す。 「実道ッ!!やめろッ!!来るなッ!!実道ーッ!!!」 窓辺まで後ずさる理事長。 暦彦はガシャーンと窓を割って、そのまま3階の下、雨に濡れた地上へと落下していった。 全てが、一瞬の出来事だった。 道也が慌てて窓から首を出し下を見下ろすと、既に事切れ、うつろな顔をした暦彦の死体が広がっていく血と共にあった。 その時確かに、悪魔の嘲笑う笑い声が聞こえた様な気がした。 歴彦エンド 『罪と罰』 End

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