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アナザーエンド 宍戸&相上

時刻は夕暮れ。 カラスも帰宅の報せを鳴いて地上の人間に教える。 誰もいない薄暗い視聴覚室に、性交の激しく打ち付ける淫らな音だけが、無機物の並べられた広い空間に行き渡り反響していた。 「ハァッ……オリオル!!肖像画がブッ壊れてしまって、ダリオ様を再生させる手立てがもう無くなってしまったな!」 「アルヌー……、甥彦の奴め!」 アルヌーと呼ばれる宍戸晴樹は、まるで腹立たしさをぶつけるように、沼間道也を四つん這いにさせ、脚を大きく開かせ、片足を持ち上げ空中に浮かせ、激しく衝き込んでいた。 「やめっ………!!もお………ッッ!!ウ゛う……ア゛ーッ!!」 後孔を攻撃され続けている道也は、白濁の流出した痕を自らの雄に残したまま、懇願を繰り返す。 オリオルと呼ばれた相上は懇願する道也の顔を持ち上げ、自分の顕にした腰のそそり立つ雄の元へ、口元を持っていかせる。 「……こうなった以上は……はぁっ………道也が俺達のご主人様だ…………!」 道也の唇を指で割り開き、指と指でぐいっとこじ開け、自らの雄自身を咥え込ませる。噛まないように、指で口蓋の天井と舌の底を広げて、動きを開始する。 「んっぶッ!はがっ……ンクッ!ごふっ!!」 オリオルの顔には恍惚が覗かれ、尚も言葉と抽送する激しい腰の動きを共に続ける。 「道也……何でも願って……いいぞ。俺達に出来ることなら叶えるからな…………」 「ンクッ!!んぶっ!あおっ!!んっ……ごっ……!!」 ジュブジュブ、と唾液したたる口内を相上の長大な雄が熱く喉奥まで行き来する。 既に先走りからの雄の蜜のにおいが、生臭く道也の鼻腔を責め立てる。 「そうだ……!この学園はおまえのものだ。道也。俺達を動かして、おまえの好きなように作り替えたら……いい」 宍戸が激しく腰をぶつけ、その度に体が揺れ相上の雄を噛みそうになるが、相上の指が口腔を割開かせているのでそれを許さない。 相上は遠慮なく喉奥まで自らのものを、素早くストロークさせ、その度にカリが咽頭に引っかかる道也はえずきそうになる。 宍戸のカーブした雄が、道也の肛穴を掘り起こし、ほじくり返し、犯す。 甥彦は肖像画をブチ壊し、粉微塵にして、死にやがった───。 実道の魂が入った深港も、崩れた地下と共に埋まった。 残るは、目覚める手段の無い、主人を失った我らと、主人の名残を残す道也だけ────。 ならば道也を主人の代わりに。 #宍戸__アルヌー__#は指を道也の両胸の秘粒に持っていき、つまみ回しながら、壊れるくらいの力強さで道也を撃つ。 「ンン゛───ッ」 新たな箇所を責められ、道也は雄を口に咥えたまま、悲鳴を上げた。 宍戸は激しい力で、穿つ、穿つ。 「ン゛ッ!!ン゛!?かっ!!」 咥えながら道也はドン!ドン!と突かれる度に快楽の苦悶に、仰け反り声を出す。 またもだらしなくパタパタボタボタと、緩んだ蛇口の様に道也は、下から白い流水を床に流す。 喉奥まで滑り込む質量はとてもむせてしまうほどで、それでも指で無理矢理空間を作られ、スネークのように侵入するそれに、道也は抗う力を与えられていない。 舌を動かさずとも勝手に激しく動き、奥から入り口までを行き来する。 「うくく……!うく…………!」 視聴覚室の高い天井まで響き渡る肉が肉をぶつ破裂音。 道也が相上の体をせめて押しのけようと手ですると、相上が自分のネクタイをシュルリと外し、道也の両腕を繋ぎ合わせきゅっと縛った。 「ん゛ーッ!!」 相上の雄を咥えながら、下腹の一部分がとても熱い。散々に宍戸に抉り込まれ、拡げられている内臓が。 口を犯していた雄が一際喉の一番深くに押し込まれ、ピタッと動きが止まると 熱い噴射が、道也の喉奥にかかって来た。 ゴピュ……っゴピュ……っと、道也はむせながら、口を相上の下半身に後頭部からずっと押さえられ、それを嚥下させられた。 「道也、俺たちに命じてくれ、何でも」 相上は優しく囁き、嚥下した道也の頬を柔らかな手つきでスルリと撫でる。 飲み下した喉がやっと離されると口に精液の生臭さを残し彼は叫ぶ。 「ぐ……っぐ……っもう!もう!離してよっ!やめてくれっ!!」 「それはできない───」 相上が道也を前から抱きしめる。 「その命令だけは聞けないな!」 アルヌーが一層強く、道路工事の振動の様に全身の力を増した。 「ヒッあ!!がっ!?アッああ゛」 中で液体が放射された。 放射される衝撃に、道也も精を出さずに頭を痺れさせ、イッた。 宍戸の出しても長い雄がずるりとゆっくり引き抜かれ、白濁を後孔から溢れ出しながら、ヒクつき、痙攣する道也の体を、間断無く、相上は持ち上げ、机の上に寝かせ、今度は自分が突き込んだ。 「…………ア゛あッ!」 放心していた道也は侵入の衝撃にまた意識が否応無く覚醒する。 伸びやかな雄の性器は、宍戸の精に濡れ入りやすくなったそこを自由に動き回った。 「道也……、おまえはずっと……俺たちのご主人様だ!」 相上は両脚を押さえて激しく内側から腹の前に向かってボコッと突き上げる。 「ッ……ヒッ!!ヒ゛いッ!!」 道也はのたうちビュルッとまた出してしまう。そろそろ液の白さも薄くなりつつある。 「ご主人様……命令しろよ……何でも!」 バチンバチンバチン!! 「ヒッいっヒッ!あっ!──~ッ!!やっ………」 尻に叩きつけられる音。 鳴る度に、 相上の睾丸が、揺れて杭の挟まった下の尻の間に当たる。 「ングっひ!ひいッ!!アあッ!やだあーッ!!もう!!」 バチンバチンバチンバチン!! 銀色の髪が道也の顔上にかかる。 宍戸は泣き叫ぶ道也の髪を撫で、頭を掴み唇に自らの唇を押し当て、熱っぽく舌を侵入させた。 「何でも思う通りに出来るぞ……たった一つ、#これ以外__・__#はな…………」 相上は突きながら二人の口づけを見て、悪魔の様な笑いを零した。 宍戸が唇を離すと、相上も続けてゆっくり覆い被さり、呆ける道也の唇にキスを落とした。 二人の獣の、一回始まるといつ終わるとも知れない淫らな遊興のその時間が、教室を塞ぎ、蔓延る淫逸な空気が、その扉をガラガラと閉めた…………。 あれから宍戸と相上は交互に変わるがわる、道也の体の最奥を何度もめくりあげては侵奪し、長い時間はやっと終わりを告げた。 宍戸と相上は制服を整えている。 とうとう気を失った道也に相上は服を着せつけて、 彼は寮まで運ぼうと、気絶する道也の体を両腕に抱き抱える。 抱えた道也の寝顔を見ていたら胸のあたりが温度を高め、トクンと愛しくなってきたので、相上は道也の寝顔に口づけをし、彼の動かない舌を舌でつついて、ほぐし、口蓋をくすぐった。 宍戸が道也の寝顔を見て声を投げかける。 「ゆっくり休ませて、また、俺達の地獄の様な性欲を、道也一人の身体に受け止めて貰わなきゃな……」 道也の寝顔を見つめるその表情はやはり、相上と同じく和らいで安らぎに満ちている。 宍戸の人差し指が道也の頬の涙の跡を一筋伝うように撫でた。 道也の寮の部屋を開け、ベッドの上に相上は彼を寝かせる。 「ふぅ………」 宍戸は寝かされた道也に布団等を上からかけてやり、整えながら、またおやすみの口づけをしている。 相上が道也の部屋の貼り付けられたポスター等に端正な目の視線を送り、眺めながらしばし一息ついていると パンパンパンパンパンパンパンパン 「ん」 不穏な音と気配に相上が振り向くと、また宍戸がベッドの上で道也を犯し初めていた。 「寝顔を見てたら……また……我慢できねぇぜ!」 「ン゛ア──────ッ!!」 気絶から目覚めた道也が捩じ込みにまた顔を思い切りしかめ、叫び声をあげる。 「おっ!おい!やめとけって!もう……!」 相上が慌ててベッドに駆け寄り宍戸を制止するも 「オリオル!おまえも混ざれ!」 パンパンパンパンパンパンパンパン!! 構わず道也の腰の両サイドをガッチリ掴み、激しく抉り撃ちつける。 こうなったら宍戸が腰の動きを止める筈もないことは相上も充分わかっていたので、しょうがなく、ネクタイを取り、シャツを脱ぎ捨て、溜息を吐きながら混ざることにした。 宍戸と相上エンド 『二人はやっぱりアクマ』 End

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