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3 出会い
今日は人生で初めてデリヘル的なものを頼んでみた。
よくわからないからデートだけだけど。
とにかく可愛い子がいいと言って自分で指定した場所で待つ。
「あ、あの…!未風、舞都さん、ですか…?」
俺に声を掛けてきたのは天使だった。凄く可愛くて、綺麗で、一瞬で心を奪われた。
「あ、は、はい!未風、舞都です。」
「よかった…。はじめまして、相川涼って言います。今日はよろしくお願いします…!」
「よ、よろしくお願いします…」
「お、れ、今日初めてで…だからその、うまくいかなかったりしたりするかもしれません…」
「俺も、こういうの頼むの初めてだから大丈夫。」
「…ありがとうございます。」
ふんわり笑う涼くんを見て、もうだめだった。涼くんが欲しい。買い取っちゃいたいぐらい。
「え、と…どこ、行くか決めてるんですか?」
「いや、特には決めてないよ。どこか行ってみたいところとかある?」
「あ、いえ、特には…。」
「そっか…。」
物凄く緊張してるみたいだし落ち着ける場所がいいかな。楽しめる場所とかのがいいよね。
「涼くんは…甘いもの、好き?」
「すき、です。好き…!」
「良かった。俺も好きなんだ。よかったら一緒に食べにいかない?」
「行きます、行きたいです!」
「それじゃあ、行こう!…手、繋いでもいい?」
「は、はい。大丈夫ですよ。」
「ありがとうっ!」
こんなに天使みたいな子と手を繋げてスイーツ食べに行けるとか幸せすぎる…!!
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