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第14話 光生side

入学式が始まり隣を見るとなぜかウトウトして今にも寝そうになっている。そんなところもかわいくて話しかけてみる。 「ねぇ、名前なんて言うの?」 「俺の名前?」 周りには誰もいないのに他に誰がいるんだと思い笑いそうになる。 「俺は佐倉涼!」 俺の目を見て名前を教えてくれるのがかわいくて下の名前で呼んでいいか聞いてみるとその代わりに俺のことも下の名前で呼ぶとなぜかかわいく怒りながら言ってきた。 さっき会ったばっかりなのに言動全てがかわいくて俺の事を下の名前で呼ばせてみる。 「こ、こ、光生!」 急に名前で呼ぶのが照れるのか少し顔を赤くしてチラッと俺の顔を見ながら呼ぶ姿がかわいい。 人に対してかわいいなんて思ったことがなかった俺はどんどん涼に恋に落ちていった。 同じクラスと分かった時はすごく嬉しくて朝まで楽しみじゃなかった高校生活が一気に楽しみになる。教室に行くと席が前後でつい話しかけてしまう。一緒に帰る約束をほぼ強引にして帰る準備を待っていたときクラスの女の子が話しかけてきた。

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