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第15話 光生side

「あの、、今日見かけた時からかっこいいなって思ってて良かったら連絡先教えてほしいなって、、」 突然話しかけてきた女の子を見て直感的に俺には興味がないとわかった。たぶん好きなのは涼のことだ。帰る準備をしているときに涼のことを見ていたし俺とばっかり話してるのをみて最初に俺に連絡先を聞いたんだと思う。 そんなことを知らない涼は俺のことをじっと見つめている。とっさに俺はスマホを忘れたと嘘をついて先に教室を出る。 強引に帰る約束をしたのに追いかけてくる涼がかわいくて俺の機嫌はすぐに直った。そのあと少し話をして涼の連絡先を聞いて家に帰る。帰り際に頭を撫でたら柔らかくてサラサラな髪の毛が心地良かった。 「ただいま〜」 家に帰るとまだお昼過ぎだったから母さんも莉緒も帰っていなく自分の部屋に戻る。

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