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第29話
「さっきまであんなに見せるの恥ずかしがってたのに脱ぎたくなっちゃったの?」
実際に言葉にされると恥ずかしさでどうにかなりそうだ。でももう直接触って欲しい。ゆるゆると触り続けている光生の手に俺の手を重ねて止める。
「だって…光生の触り方、、気持ちいいんだもん……脱ぐのはだめ……?」
「んーん、だめじゃない。」
光生はいつだって俺のお願いを聞いてくれる。
止まっていた手が動き出し下着を少しずらされるとピンっと俺のものは勢いよくでてきてふと我に返り羞恥心でいっぱいになり俯く。
「ふふっ、かわい。全部脱がせていい?」
恥ずかしくて顔が見れず俯いたままコクリと少し頷き腰を少し浮かすと光生は下着を脱がしてくれた。そして俯いている俺のほっぺたをツンツンと指で触ってくる。
「また恥ずかしくなっちゃったの?」
脱がせてと言ったと思えば急に返事をしなくなったりするわがままな俺に呆れてもいいはずなのに俺のペースに合わせてくれる。
「俺の方見てくれたら嬉しいなぁ〜。」
ほっぺたを指ですりすりされたりツンツン触られるのが心地良い。俺はゆっくりと顔を上げて光生の肩に顔を埋める。
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