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第30話
そのままギュッとシャツを掴むと俺の背中を優しくさすってくれる。
「ふふっ、このまま触ろっか。」
いつまでたっても顔を上げられない俺をめんどくさがらないでいてくれる光生はどれだけ優しいんだ。
「……いいの?」
「うん。涼が落ち着く体勢でしよ。」
でも向かいあって座ってる状態でしかも俺は肩に顔を埋めているのにきっと光生はやりにくい。
「……もう少し近づいたほうがいい?」
「ふふっ、気にしてくれてるの?じゃあ俺の膝に乗れる?」
俺は素直に従い、一度顔を離しあぐらをかいている光生の膝に向かいあって座る。一瞬目が合うと光生がニコッと笑いすぐに顔が見えないように片手で引き寄せ抱きしめてくれる。
「ん、よくできました。」
ちょっとのことで甘やかしてくれるからなんだかくすぐったい気持ちになる。
「重くない?」
「全然平気。体勢きつくなったら言って。」
「ん、わかった、、」
そして勃ってしまった俺のものに直接手が触れた。
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