お互いのものを出し終えると光生はそのまま俺の上に倒れ込んだ。 「…んぅ………重いっ………」 光生を力いっぱい押し返すけど全く動かない。 「………涼大好き。」 俺の首元に顔をグリグリと押し付けて話しかけてくるせいでくすぐったい。 「ん、わかったから！重たいっ！俺からおりてよ！」 「ねぇ、俺のこと好き？」 「えっ、急になに！？」 「言ってくれたらおりてあげる。」 「んぅ、もう！大好きだって！」 めずらしく甘えてくる光生がかわいくて少し横を向いてほっぺたにキスをすると光生は勢いよく起き上がる。　　 「うっ、！ちょっと！！！急に起きあがらないでよ！！息の仕方忘れるじゃん！」 「涼がほっぺたにちゅーしてくれた！」 そんなに喜ぶことなのか？光生は嬉しそうに隣に座ったあと丁寧に俺の体を拭いてくれた。 「ごめんね、俺のいっぱいかかっちゃったね。」 「んーん、全然平気。俺も光生にかけちゃった。」 「あぁ、これ？」 そう言って出したものを指ですくいニヤリと見せてくる。 「ちょっ、、！見せないでよ！！ていうかもうどっちのかわかんないじゃんっ！！」 「あははっ、照れてる！」 「もうっ！！」 俺は急いで服に着替える。その間も光生は俺の体をじっと見てきて恥ずかしくなってくる。 「そんなに見ないでよ！」 「えー、さっきあんなに見せつけてきたのに？」 「言わないでっ！！ていうか光生も早く服着てよ！」 「はいはい。さっきまであんなにかわいかったのに急に怖くなっちゃった。」 文句を言う光生を睨むとふんっと顔を背けられた。なんで光生がふてくされてるんだ。 ていうかなんか俺、大事なこと忘れてない、、？ 「ん、、？待って。俺テスト勉強してたんだった。」 「そうだよ。勉強教えてたのに涼がちゅーしたいって言うから。」 「ぁぁあー！！やばい！！忘れてた！光生！今から教えて！！」 「あははっ！すごい焦ってる。」 俺は隣で大爆笑している光生に服を着させて机の前になんとか座らせテスト勉強をまた始めた。