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第71話

「いってきまーす!」 結局あの後家まで送ってもらい普段勉強しない俺は疲れてすぐに寝てしまっていて気づけば朝になっていた。でもぐっすりと寝られたおかげでめずらしく余裕のある朝だ。 家を出て学校に向かっていると少し先に光生が立っていて走ってかけよる。 「光生!おはよう!」 俺に気づくと光生はニコッと笑う。 「おはよ。」 「誰か待ってるの?」 「涼しかいないでしょ。ほら行こ。」 当たり前のようにそんなことを言われるとやっぱり嬉しい。機嫌よく隣を歩く俺を見て光生は不思議そうな顔をする。 「なんか今日元気だね。」 「まーねー!ぐっすり寝られたし!」 「昨日えっちなことしていっぱい出したから?」 「っ!!ちょっと、急にやめてよ!変態!」 「ははっ、変態って。」 楽しそうに笑う光生を見てやっぱり大好きだなぁなんて思ってしまう。そんな気持ちを伝えたくなって光生の袖をつかむと立ち止まってくれる。 「……また今度しようね。」 少し背伸びをして顔を耳に近づけ小声でこそっと言うと光生は固まっていた。俺は先に歩いて行きチラッと振り返る。 「このままだとおいていくからねー!」 「ねぇ!今度っていつ?今日?明日?」 突然その場から大きい声で話す光生に俺は慌てて止めに行く。 「ちょっと!声が大きいって!!」 「テスト週間毎日家で勉強教えてあげる。」 「だめ!放課後は教室で勉強する!」 「は?なんで?」 「だって絶対勉強にならないもん。今日から教室で教えて!」 「やだ。」 「えー!俺、光生に教えてもらわないとテストできない!」 そんなわがままを言うと光生は大きなため息をついて俺の髪をわしゃわしゃと少し強めに撫でた。 「はいはい、教室ね。わかりました。」 「へへっ、ありがと!」 「ん。」 「あっ!学校遅れる!光生早く!」 話していたらいつのまにか時間はギリギリになっていて結局俺たちは急いで学校に向かった。

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