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第78話 光生side
「……だめ?」
俺が驚いて黙っていると涼は恥ずかしそうに聞いてくる。だめなわけがない。涼の一言に俺の心臓はどんどん早くなっていく。
「んーん、俺もしたい。」
「へへっ、よかった!」
「ねぇ、涼がしてるところ見せてよ。」
今日の涼はいつもより素直で今なら俺のお願いを聞いてくれそうなんて思ってふざけて言ってみた。
「……ん、わかった…でも顔はだめだからね…」
言ってみただけなのに今わかったって言った?また俺の予想を超える返事が返ってきた。
でも顔を見せることを嫌がるのがまた涼らしい。
「……見える?さっきスウェット着たまま出しちゃったから………」
消え入りそうな声で話す涼にもしかしてと思いスマホの画面を見ると薄暗い部屋に少し濡れているスウェットが映っていた。
「……まってなんで今日そんなにえろいの。」
「……だって光生のこと大好きだもん。」
いやそれはそれで嬉しいけど、もはや質問の答えになっていない気がする。でもこんなに乗り気になっている涼を見逃すわけにはいかない。
「……光生のも見せて。」
「ん、一緒にしよっか。」
涼のかわいいおねだりに俺は画面を切り替えて自分のものを映すと涼も下着を脱いで見せてくれる。
「ふふっ、かわい。」
「……光生いつも俺の見てかわいいって言う……どうせ光生のより小さいもん……」
拗ねた声でそんなことを言うのは逆効果なのにそれをわかっていないのがすごくかわいい。
「ごめんごめん。そんなつもりで言ってないって!」
謝ると涼のふんっと怒った声が聞こえてきて笑いそうになるのを俺はグッと我慢する。
「ね、早く一緒に気持ちよくなろ。」
そう誘えば涼の吐息が少しずつ聞こえてきた。
「…んっ……んうっ…………あっ…!」
お互いに自分のものをゆっくり擦り画面に映す状況に俺も涼もきっと興奮している。2人の声とクチュクチュとえっちな音だけが響く。
「ぁんっ……!……こうっ…きもちいいっ…」
「っん……俺も……やばい…」
「…ぁあっ……ふっ……んぅっ…!」
少しして画面に映る涼の擦る手は早くなっていった。
「…んぅ…こうっ……もうイっちゃう……」
「……まだだめ。一緒にイきたいからもうちょっと待って。」
「やぁ……こう…はやくぅ……んっ……」
同じ瞬間にイきたいなんて思う俺のめんどくささに自分で呆れてしまう。でも一瞬でも涼と同じ気持ちでいたい。俺は手をさっきよりも早く動かした。
「………っ………はあっ……」
「んぅっ!……こうっ…っん…まだぁ…?」
「…ん…俺もそろそろイきそう……」
「…あっ…こう……もうだめぇ……でちゃう……ぁあんっ!…………イくぅっ……!」
「………っはぁ……俺も……んっ!」
俺は勢いよく同時に出た涼のものをただひたすら眺めた。涼も俺のを見てくれてたらいいのになんて考えて勝手に切なくなってしまう。
「んふふっ、光生のいつもいっぱい出るね。」
ふいに涼の声が聞こえてきて俺の頬は緩む。柔らかい声で話す涼がたまらなく愛おしい。
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